約束なんてしないでよ

カレンダーの予定がどんどん中止または延期となった今、約束の価値がどんどん下がっている。昔、サークルの先輩とカラオケに行きたくて誘った時、「きっといつかね」とよく言われた。結局カラオケに行くことなく、先輩は大学を卒業し、僕はサークルをやめた。

具体的な日時を指定しないとやはりダメということが言いたいわけではない。伝えたい思いはその人と会えるうちに伝えよう、やりたいことはやれるうちにやっておこうということだ。明日何がおこるかわからないのだから。生きている時間は有限だ。詩を書いた。

Never Again 作詞作曲：波音

きっといつか
きっといつか
会いましょうなんて
できもしない
約束なんて
しないでよ　ねえ
もう少しだけ
Stay　with　me

一緒にいるとなんとなく
楽しいと
思うだけの
はずだった

好きとか
嫌いとか
どうでもいいと
思っていた

きっといつか
きっといつか
会いましょうなんて
できもしない
約束なんて
しないでよ　ねえ
もう少しだけ
Stay　with　me

G線上のアリアが
響く中
卒業証書を
丸める子供たち

足元の
タンポポの
わずかな綿毛を
吹き飛ばした

きっとずっと
きっとずっと
忘れないなんて
言ったことさえ
思い出にして
残したいなら
もう少しだけ
Stay　with　me

袴姿の　笑顔の君が
まぶしいけれど
浮かない気持ちは
僕だけでしょうか

きっといつか
きっといつか
会いましょうなんて
できもしない
約束なんて
しないでよ　ねえ
もう少しだけ
Stay　with　me
Stay　with　me

この詩に曲をつけた。ぜひ聞いてほしい。間奏に注目してほしい。聞けばわかるはず！

https://www.youtube.com/watch?v=sLH3eypo-V8