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コロナ禍の最中、沖縄を旅して思ったこと ー旅先編ー

■レンタカーを受け取りに

コロナ禍での旅行は、3密の回避をはじめとして旅行中にいかに感染リスクを減らせるかが重要になってくる。

沖縄本島は、非常に広く、観光地も島中に点在しているためレンタカーを借りて旅する人が多いだろう。

今回、僕は今までも何回か借りたことのあるレンタカーショップで借りることにした。前回沖縄を訪ねたのは一年前だったので、コロナ禍以前と比較するため同じショップで借りた。

那覇空港から無料送迎でレンタカーショップまで行くが、その時に乗車したマイクロバスには

一年前と変わらない数

の人が乗っていた。機内や那覇空港はそれなりに人がいたが、レンタカーも例外では無さそうだった。全体的に客層としては、親子3人組、若いカップルや友人同士なんていう組み合わせが多かった。

しかしながら、ご高齢の方々は一組も見なかった。たまたまかもしれないが、やはり自粛されているのだろう。

レンタカーショップに到着し、レンタカーを受け取るが、出発前の車に付いた傷を店員さんと一緒に確認するが、コロナ禍では、傷の場所がかかれた紙を渡され、客のみで確認する形になっていた。それ以外は、今までと特に何も変わっていなかった。

■ひたすらレンタカーで行動

沖縄をレンタカーで旅するというのはやはり「楽しい」。

僕は今回学生時代の友人と2人で旅をしたが、友人が感染者であるという疑いも当然ながらあったので、乗車中は可能な限り車内の換気を行っていた。一度、激しいスコールがあったため、その時間帯はいかんせん換気を行えなかったが、それ以外の時間帯は必ず換気を行った

昼食は、浦添市にあるラーメン屋さんで食べたが、時間もあえて昼過ぎ(14時前くらい)に行くことで他者と同じ空間を共有する時間を減らすように努力した。

昼食後は、沖縄本島を北上しハートロックで有名な「古宇利島」を訪問した。ここは、とにかく綺麗な景色を見られるし、とにかくお気に入りの観光スポットだ。恋人同士で来ると良いといわれているが、いかんせん僕は2回目の訪問だったが、いずれも男2人だった。

古宇利島は、非常に人気な観光スポットで、コロナ禍前の同じ時期は非常に多くの観光客でにぎわっていたが、今回の訪問ではかなり閑散としており、変わり果てた光景が広がっていた。

その後、夕方になり那覇に戻り、滞在先の近くにある居酒屋でお酒を楽しんだ。社会的距離を保つために座席は間引きされ、減らされてはいたが全席埋まるほどに店内はにぎわっていた。

2日目は、午前中に土産屋さんで買い物し、午後には沖縄を発った。

    古宇利島はただただ美しい!

■対策を講じた新しい旅を楽しんだ

今まで、行きたい時に旅行に行き、飲みたい時に居酒屋に行くという生活が当たり前だったが、今はそれができない状況になってしまった。いや、やろうと思えばできるけど、どこか気持ち的に

いけないことをしている

気分になる。これに関しては、きっと僕だけではないと思う。

しかしながら、今回コロナ禍に突入し旅をしてみたが、正直な話

感染リスクを極めて減らせた旅ができた

と思う。この感染リスクというのは、

自分がコロナ感染者だった場合に他者に感染させること

自分が感染する

ことだ。

僕は、都心で電車に乗り毎日通勤している。緊急事態宣言の解除後はかつての満員電車が戻り、かなり感染の恐怖に怯えながら通勤しているが、今回の旅はそれに比較すれば「感染リスク」の高いシチュエーションは全くと言ってなかったと思う。

そして、これが旅をするうえで重要なポイントだが、

かなり楽しめた

というのが正直な感想だ。これは重要だ!

はじめは、

「旅行なんて世の中的にまずいことをしてしまう。」

とか

「感染をひろってきたらシャレにならない。」

とずっと思っていたが、旅の最中はもはやそんなことは忘れていた。きっと忘れられた理由としては、

感染するようなシチュエーションをひたすら避ける

ことをしていたからなのだと思う。

■観光業は大打撃を受けているに違いない

2日目に訪ねたお土産屋さんは、駐車場が非常に広く、観光バスが何台も駐車できるスペースもあった。しかし、僕の訪ねた時間帯は朝早かったことも関係したかもしれないが、1台も停まっていなかった。というか、おそらく今は一切バス観光ってやっていないのだろう。

お土産屋さんは、我々くらいしか客がおらず、かなりの閑散具合だった。失礼な話かもしれないが、間違いなく大打撃を受けていそうな雰囲気だった。

この閑散具合は、お土産屋さんのみならず、古宇利島にある施設内や滞在先のホテルでも見受けられ、本当に苦しい経営状況が続いているのではないかと思う。

沖縄県は、「観光業」が産業で占める割合が非常に大きい。これは、沖縄に限らず、観光業を生業にしている方は非常に多くいると思う。日本には、非常に面白い観光スポットが多く、海外からも多くの観光客が訪れていただけに、観光業を追い込む状況は何としてでも避けなければならないと思う。

■感染リスクを努力した旅ならよくないか

今回、コロナ禍で感染者が再び増加する中で「Go Toキャンペーン」が始まった。このキャンペーンに対し、否定的な意見が非常に多く、きっとあまり盛り上がらないものとなるだろう。

しかしながら、感染リスクを何も考えないかつての旅行の仕方は当面の間は難しいと思うが、「3密を回避した新しい旅の仕方」であれば僕は問題ないと思う。海外旅行は、国際線の復活や入国後の2週間隔離措置などがなくならない限り難しい状況が続くと思うが、国内旅行であれば「徹底的に感染リスクを避けた旅」を心がければ過剰に問題視する必要性はないだろう。

新しい旅は、必ず今の現代の科学をもってすれば何十年と続かないだろう。だから、期間限定で今だけそういう旅を楽しんでみるのもありだと思った。