![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120961571/rectangle_large_type_2_a0463d94bee169e986f5cd058e58bc8a.jpeg?width=800)
【FaB】Uzuriのパーフェクトさんすう教室
小中高と算数・数学が好きだった。
簡単に点が取れるというのもあったが、
数字や記号を組み合わせて何かを証明したり、
微分や積分、関数によって、
紙の上の出来事を現実世界に当てはめたり、
逆に現実世界の事象を演算するのが楽しかった。
大学からは難しすぎて、あんまりやらなかったけど…
今日はUzuriでプレイするときに発生する事象と、
それを数値化した話になる。
数字の3(Toru)
FaBの性能面でのカードデザインは、ある程度法則性がある。
一般的な能力の各クラスカードの防御値が3なのはその一つだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699227755310-yJUltmMi0M.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1699227777750-OK2nPTljJQ.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1699227802919-S3ZM71rfKV.png)
Genericだけが(一部のカードを除いて)防御値2が多い。
防御されるときはどんな相手でも、防御値3が出てくることがあるのだ。
防御が弱いヒーローやクラス…と言われるが、それは間違いだ。
防御が弱いのではなく、攻めの方が強いというのが正しい。
単に攻めに使いたいからガードに消費しないってだけで、
防御力は標準的なものが用意されている。
防御が強いヒーローやクラス…っていうのは、
「攻撃能力が低く、防御に回らなけばならない奴ら」
なのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699254673064-k9waXimnJs.png)
3と言えば、Uzuriの屋台骨となるStealth。
これらのカードは最大打点が3点だ。
Infectだけは毒込みで5点だが、3点防御でガードできる。
その気があれば、Stealth攻撃は誰にも通らないのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699254719786-DjxM364SJ2.png)
ところがUzuriだと、話は変わる。
1枚で防げる攻撃が、Attack Reaction能力により変わるのだ。
2コストのAttack Actionと変えれるが、6点にヒット時効果が付いているのが一般的だ。
3点ガードして、Uzuriが入れ替えてきたら?
それがShake Downのような致命的なものなら?
こういった想像を相手に膨らませることができる。
そうなると2枚ガードしたほうがいいとなり、
ただの0コスト3点攻撃に、相手はカードを2枚も割いてくれるのだ。
もっとも、
「少ない手札で与ダメが出せる」
「6点なんか目じゃない打点が出せる」
ような相手は、2枚も使ってくる方が少ないだろう。
数字の4(Wha)
![](https://assets.st-note.com/img/1699254758798-rqJltuEpFN.png)
Contract系の0コストは攻撃値4点なので、1枚ではガードしづらい。
Stealthと比べるとヒット時効果は若干弱いが、
Fatigue(疲労戦術)やSilverを大量消費するデッキを組むことで真価を発揮する。
たった1点しか抜けなくても、その結果は大きなリターンにつながるだろう。
だが天敵もいる。Sink Bellowだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699254781851-drmSTTvdtj.png)
防御専用のカードだが、
防御値4、Reactionタイミングで差し込める、
ガード時に効果が誘発するなど、すばらしい働きをする。
おまけにGenericなので、誰もが使える。
同型のFate Foreseenも含めて、こいつらは曲者だ。
Uzuriの入れ替え能力を、さらに後出しでシャットアウトする。
数字の6(Ono)
この6という数値は、Uzuriにおいて非常に重要な値だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699254826026-j1KktvMyxI.png)
Uzuriの使うAttack Action。
どれもGo againが付いていなく、最大打点は6点だ。
(Sneak Attackがあるけど、3枚全部使い切れるとは思えない)
仮に相手がノーガードだった場合、
40点あるライフを削るには7ターン必要になる。
つまり、最低「6」ターン分の攻撃は耐えなければいけない。
また、6=3×2、つまり一般的な3点防御2枚で防げる値だという点がある。
終盤の詰めろにおいて、確実に防げる手段があるのはとても痛い。
そのまま攻めれば相手の疲労を待つことになるが、そんなことなら最初からFatigueで戦えって話だ。
余談だが、Uzuriを相手取るときには
「6より大きい打点で攻める」のが常套手段だ。
相手のStealthをカード2枚で防ぎ、青ピッチから3コスト7点を返すだけでUzuriはヒィヒィ言うことになる。
Uzuriを使う側も、このことは意識してプレイすべきだと思う。
変数のx(Taurangi)
どのヒーローにも、ゲーム開始時にプランがある。
「これを当てればn点。返しにn-2点までに抑えれば、次はn-1点で攻撃。これを繰り返せば押し勝てる」
といったかんじだろうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1699254984925-GFG6oHGuVm.png)
Uzuriはその計算式に、最も介入しやすいヒーローだ。
Bloodrot PoxトークンやFlick Knifeの起動能力は、Arcane Barrierでは防げない。
過剰ブロックも、Spreading Plagueでダメージを期待できる。
ほどほどガードも、各種バフやShred、本人の入れ替え能力で突破可能だ。
逆に計算しない相手には、本当に何もできない。
サイコロ転がしてAction Pointを増やしたり、
ノーガードから全部攻めに使ってくる相手に、
計算を多少いじっても仕方がないのだ。
40を4に(E wha tekau ki te wha)
逆に言えば、相手が計算するような状況に持っていけばいい。
まずはこちらから問題を出すのだ。
「お前の大切なものはなんだ?そうだ命だ!」
当然ライフ40もある状態でそんなことが言えるのは、
おそらくBravoぐらいなものだろう。
だがそれは、以下の式が成り立つ。
大切⇒ライフ
ライフを奪うもの⇒手札
∴
手札⇒大切
「質問してあげるわ。あなたの大切なものは何?」
![](https://assets.st-note.com/img/1699255047694-E6gMo9zQpF.png)
Surgical Extractionは見えている攻撃だが、
「見せる」ことによって、考えさせることができる。
相手が考えないタイプなら、
Uzuriの入れ替えで急襲するより、普通にプレイしたほうが効果的だろう。
Shake Downも同じで、見せた方がいい時もある。
もちろん、Attack Reactionをプレイ・起動しなければ、ただの6点なのは注意だ。
Mask of Shifting Perspectivesを被り、有事に起動することも視野に入る。
![](https://assets.st-note.com/img/1699255091816-ZBLkkIzfMg.png)
2枚ガードさせたうえで。Shred黄でさらにもう1枚。
この距離で3枚も失えば、攻撃には回れないな!
Surgical Extractionが4点なので、3+3を抜けるように黄色はマストチョイスだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699255137616-IR83C9Pu0S.png)
過剰ガードを咎めるためにも、Spreading Plagueはおすすめの一品だ。
「毒は痕跡が残るし、足が付きやすい。
使う奴なんて、貧弱な子どもか女だよ」
CodexシリーズとLeave No Witnessesの組み合わせは良好だ。
相手の手札をアーセナルに移して、アーセナル破壊。
実質ハンデスだ。
好みはBloodrotだが、Leave No Witnessesを繰り返し使えるCodex of Frailtyも捨てがたい。
それでも手札を切ってこない相手もいるし、
こちらのキルターンも7ターン以上かかる。
生き延びるためには、Defense Reactionも必要だ。
防御値4のSink Bellow、Fate Foreseen、Frailty Trapを選びたい。
前者2種はともかく、後者はなんなんだって顔をしてるが、
トークンが出ればアーセナル攻撃や武器が1弱くなる。
3+1で4!あたいって天才!
数字の0(Kore)
「能力使わないならUzuriである必要あるの?」
と思うかもしれない。
一応Shake DownがSpecializedではあるが、
Uzuriの能力を使うのは、2コストAttack Actionを使い切った2周目だ。
ピッチで使ったStealthを何の気なしにプレイする。
序盤に手札をボロボロにされてライフ差が開いた相手にとっては、
Infect青ですら危険な攻撃だ。
必ずどこかでブロックする。
![](https://assets.st-note.com/img/1699255186316-DqjfNhs5TS.png)
そこを、同じくピッチしていたGo again持ちのAttack Actionや、Virulent Touchに入れ替える。
相手が手を出してきたとき、毒を塗りたくったり次弾装填する。
相手は堪ったものではないだろう。
もちろんダガーからの連続攻撃も、〆には有効だ。
重要なのは、ここまでに大きくリードを取って到達することだ。
作例(Katoa)
ハンデス(お砂糖)、
ガード後のReaction(スパイス)、
Defense Reaction(素敵なものをいっぱい)、
あと、Toxicity(ケミカルX)とかを入れて…
Fate Foreseenも入れるべきだったかもしれんけど、
Command of Conquerとか絶対撃たれるやろうし、
入れきれんかったわ。
終わりに(Mutunga)
こないだPro Questに記念参加したけど、
箸にも棒にも掛からなくてモチベダウン中です。
でも普通に考えることいっぱいあるし、
領域が広いぜこのゲーム。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?