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【FaB】溜め撃ち【Uzuri】
溜め撃ち。
チャージショットともいう。
連射の効く通常弾と比べると、
威力や貫通性の高い弾を発射することができる。
ただし文字通り、溜めなければならない。
その間通常弾は撃てないし、当然連射なんてできない。
アクションゲームに於いて、溜め撃ちは強力な選択肢だ。
攻撃が効かない間は溜めながら相手の攻撃を避け、
弱点を晒した相手に溜め撃ちを撃ち込む。
こういったシチュエーションが散見される。
今回はFaBのUzuriにおける、溜め撃ちの話。
溜め
まず、FaBにおいて溜め撃ちと似た状態はどういうことか?
FaBは相手の攻撃から身を守るため、手札のカードでガードができる。
しっかりガードすればやり過ごせるが、ガードに使ったカードは墓地に行く。
こちらの攻撃ターンに使えるのは、ガードに使わなかったカードだけだ。
このシステムで言うと、
「溜め」という挙動は以下の2つで表現できる。
手札を使い切らずにアーセナルに設置する
こちらの攻撃の手を休めて、次の攻撃の準備をする…という形だ。
アーセナルにGo againを持つAttack Actionを置くことができれば、次のターンはカード5枚で攻撃できるチャンスだ。
このターンは攻撃しないので、当然相手は手札が減らない。
向こうは4枚…もしくはアーセナルにカードがあって5枚…
とにかくフルで攻撃できる状態だ。
ある程度受け切る算段がないと、辛い選択だろう。
相手の攻撃をガードしない
ガードに手札を使うシステムなら、
ガードしなければ手札は消費しない。
相手の攻撃をすべて体で受ければ、攻撃手段は豊富だ。
当然、ライフをすべて失えば敗北ということは忘れてはいけない。
溜め損
UzuriでGuardianと対戦した時、毎回理不尽に思うことがある。
突然のノーガードから、強力な連続攻撃を放ってくるときだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1714924910478-Q1vUVeYDEb.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1714924932504-J0avVHtbiI.png)
Uzuriの打点が6が限界なのに対し、
Guardianはこれらのカードを使った上で、8点Attack Actionやハンマー6点を振ってきたりする。
そりゃずるい。
相手攻撃の倍の威力がポンポン出るなら、ガードなんか意味がない。
こちらはガードするかしないかの駆け引きをしたいのに、向こうは完全無視なのだ。
かと言って、Uzuriが同じことをするとどうなるか?
ダガー、ダガー、Stealth→入れ替え→Death Touch。
毒込みで8点だ。4点もビハインドされる。
溜め縛り
このことを身に沁みた俺は、
2枚でガード、2枚で攻撃の手順に傾倒するようになる。
6点しか出せないが、逆に言えば2枚で6点が確約される。
基本的に2枚でガードし、相手の攻撃が薄かったターンに、
ガードに使わなかった3枚目のカードを攻めに使う。
そう言ったルーティンを念頭にデッキを組んでいた。
だが、これだけで勝てないのがFlesh and Blood。
相手の手によっては8点を優に超えたり、
そもそも4連続攻撃してくるヒーローもいる。
そういった相手が出てくる中、単にルーティンをこなしてるだけでは、
ダメージレースで勝てないことが多かった。
もし、Uzuriにも与ダメが高い行動があれば…
手札を溜めてリターンが取れるパターンがあれば…
「あるよ」
「えっ…?」
ガラクタ置き場を探しに行こう。
![](https://assets.st-note.com/img/1714925988860-qse0FKsztT.png)
正直、使うまでバカにしてたカードだ。
「2枚使って5点Go againかぁ…よわぁ…」
「しかもUzuriで入れ替えたら誘発しないし」
「防御値2かぁ…既にDeath TouchとかCodex入ってるしなぁ…」
などなど。
正直、何が強いのかさっぱりなカードだった。
ただ、今日本で最もUzuriに精通しているらしい方のデッキには、
常に3枚入っている。
まぁ、なんとなく試してみるか…
と、このカードを使ってみると、
なるほど、味が出る。
めちゃくちゃ強い。
Guardianの理不尽に感じていた、
Rouse the Ancient→ハンマー
が、まさかのUzuriで再現できるのだ。
青ピッチで3コスト。
ダガーで2コスト。
Looking for a Scrapで1コスト。
ここから手札さえ残っていれば、
Stealth→入れ替え6点が可能だ。
振ったダガーがデバフダガーなら相当ガードしにくいし、
強化済みのGraven Callなら2+5+6=13点!
かさばっていても、青ピッチからScrap2回、1コストContractで15点!
すげぇ…!こいつは強力だ…!
Uzuriの溜め撃ち
このカードの存在を知ったことで、
Uzuriでも溜め撃ちができる構築が可能だと分かったのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1714926694613-ftC9Tpec9b.png)
例えば、BruteのAgilityトークンムーブ。
こちらのエンド時にAgile Windupでトークン生成、
青ピッチからSavage Feast→Beast Within捨てて2コストAttack Actionを手に入れそのままプレイ…といった動き。
従来なら
「あーやだやだ。これだから蛮族は」
とガードにすべて手札を切っていたが、
上述したScrapムーブが手札にあれば、余裕で顔面受けだ。
同じダメージ量を出しつつ、Stealthの入れ替え先が通ればハンデスが見込める。
Looking for a Scrapでガードに使った防具を、
Already Deadで美味しくいただける可能性もある。
全然撃っていける、溜め撃ちの性能だ。
今までセコセコガードして作ったアドバンテージを、
やれGo againだやれDominateだで一瞬にして台無しにされるのにはうんざりしていた。
まるで頑張って掘った穴を、埋めるような作業だった。
これからは、こちらから打って出る。
探すScrapを置いておく
当然、タダで5点Go againというわけではない。
自身の墓地の攻撃値1であるカードを追放しなければならない。
![](https://assets.st-note.com/img/1714927746988-ZWftqN5nDw.png)
ここでStealthが活きてくる。
Uzuriのヒーロー能力は、攻撃中のStealthと手札のAttack Actionを入れ替える。
この能力のために、攻撃値1の弱々しいカードを入れる大義名分があるのだ。
序盤にガードで使っておけば勝手に墓地に行くので、
無理にゴチャゴチャする必要もない。
また、Stealthを過剰ブロックされて入れ替える必要がなかったときも安心だ。
入れ替えなかったStealthは墓地に行くからだ。
もちろん、引いてガードに使わなければ、墓地には落ちない。
Looking for a Scarpを使うなら、青Stealthは多目に取ったほうがいいだろう。
自分は現存する青21枚、全て入れている。
相性の良いカード
青StealthやGraven Call以外にも、相性の良いカードはある。
1コストContract
前述した、
青ピッチ、Scrap、Scrap
といっしょにあると、与ダメが見込めてグッド。
さらにGraven Call用のSilverを確保するためにも使える。
防御値も3で安心。
Scale Peeler
ヒット効果のない5点Go againに、手札を使ってガードなんてしたくない。
2点Temper防具と防御値3のカードでお茶を濁したくなるのが人情ってもんだ。
だがそれを許さない。
5点はSink Belowでも防ぎきれない。防具の防御値が下がっていれば、必ず通る寸法よ。
Already Dead
よく見ると、追放するカードに
「Deffend Card」とは書いているが、
「on Chain Link」とは書かれていない。
うっかりLooking for a Scrapをガードした防具を追放できる。
なお、Spreading Plagueには書いてある。
溜め撃ち時
当然、常に溜め撃ち狙いだと死ぬ。
具体的には致命傷を顔面に受けて死ぬ。
溜め時は、相手のライフによって変わってくるだろう。
ライフに差がほとんどない時や負けてる時は、無理に狙わず温存したほうがいい。
相手の攻撃が弱いターンが来るまで、しっかりガードしよう。
逆にライフ差が有利で離れてる時は、ガンガン貯めるべきだ。
そのターンにノーガードで僅差にされても、溜めたカードでお返しすれば、また同じくらいビハインドが取れる。
これを繰り返せば、自分がライフ有利な状態で早めに終盤戦へ持っていける。
Attack Reactionによる与ダメ変更はAssassinの十八番なので、この状態に持っていけば勝ちは目の前だ。
作例
その溜めを、解き放て、Uzuri!
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