見出し画像

人と会って嬉しい気持ちになる嬉しさ。

大学を卒業してから昨日まで、大学の友人とは会うことは勿論、連絡すら滅多にとっていませんでした。
そもそも私はあまり友人がいなかったうえ、積極的に人と関わることもなかったので、私が記憶している数人の同級生のうち何人が私のことを覚えているのかわかりません。

そんな中でも、もっと仲良くなりたいと思っていた友人がいます。
彼とは数年前に一度飲みに行ってからというもの、頻繁に連絡を取り合うわけでもなく、卒業とともにさらに飲みに誘う口実も失っていきました。
先日、ふと思い立って連絡をしてみたところから昨日飲みにいくことになり、なんだかんだで6時間近く話し込んでしまいました。
ありがたい。

私がこんなことを言うのはおこがましいとは思いつつ、私は彼の聡明で思慮深くて謙虚なところや、思想や哲学がとても好きで、尊敬しています。

色々な写真を見せてくれて、ここにはこんなものがあってこう思ったんだ、これに感動したんだという話をしてくれたり、お互いの仕事、こう面白いんだけどここに不安があるんだ、とか、先の人生の話をしたり、時には恋愛や人間関係の話をしたり。

なんとなく、話しながら自分の頭を整理しつつ、純粋な人としての興味から話が進んでいくような時間。

基本的に出不精で、一人でいる時間が好きな私は、あまり積極的に人に会いに行くということするタイプではないのですが、時たま人と会った後のこういう充足感は、本当に何にも代えがたいものであると思いますし、そういう人に囲まれていることを本当にありがたく思います。

ときどき、自分の友人の少なさへの不安のような感覚や、なんとなく浮かんでくる孤独感に苛まれることがあります。
私は自分の人とのかかわりにおける不器用さを自覚しているので、あぁ、やはりだめだなぁと悲しくなったりもするのですが、
こうしてその中でも付き合ってくれている友人たちを大切にしていきたいと思うと同時に、彼ら彼女らが私について好きだと言ってくれている部分を大事にしていきたいと思ったりするわけです。

と、最近人の好き嫌いや自分とのかかわりかた、自分はどうありたいんだろうみたいなことを考えていたさなかでの嬉しい再会だったもので、つい書き残したくなってしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?