心を選択的に麻痺させることはできない。

悲しみや恥の感覚を感じないようにすると、喜びや感動などの感情も麻痺してしまう。一部だけを麻痺させることはできないらしい。人生をまるごと生き切って楽しんでいる人たちは、自分の心の脆さを受け入れている。自分は完璧な存在ではなく、でこぼこしているけれど、そのままで愛される存在だとわかっている。だから他者の不完全さも受け止めて愛することができる。傷つかない強さがほしいと思っていたけれど、傷つかないということは、ほかの喜びや感動などの感情にも麻痺しているのかもしれない。繊細で感じやすいままでいい。そのままで愛される。


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