「この世はもともと牢獄だと思ったら楽」だと思っていいんだ

ユーモアがある人に憧れる。大好き。
アンジェラ・アキさん、根本要さん、河合隼雄先生、世羅侑未さん、花江夏樹さん、"ショート・ターム"のメイソン...ほかにも尊敬する方はたくさんいるけれど、みなさんユーモアがすごい。

マドモアゼル藍先生のYouTube観てたら「この世はもともと牢獄だったんだと思ったら楽になる。だって牢獄だもん」みたいなことおっしゃっていて、そう思っていいんだ!と開眼。わたしは高校入学までこの世は牢獄だなと思って過ごしてて(今もだけど)、なんて暗い卑屈なやつなんだと思ってたけど、いいんだわ。せっかくおいしいものを食べても排出してまた食べて、お金を稼いで使って稼いで、よく言えば循環というやつですが、どう考えても生きることって無駄。どうせ死ぬのに生まれてくるし。でも、だから、挑戦して失敗しても「まあどうせいつか死ぬしね〜失敗しても実にならなくても減るもんないし〜」とユーモアが生まれてくるのかな。牢獄と思えば〜って話されていたときも、藍先生はぜんぜん暗くなくて、さっぱり明るいんです。

ほんと暗くて真面目で偏屈だな〜と思うけどそれが自分だなあ。12ハウス(無意識・秘密の部屋・死・癒しなど)に3惑星入ってるもん。ホロスコープは自分を知るためのツールのひとつとして今ハマってる。月が6ハウスの天秤座だから、他者の目を気にしすぎたり、コミュニケーションの取り方がわからなかったり、ファッションがわからないのに、そこを求めてしまい消耗する。月は特に7才まで影響を与えやすいらしいが、小学1~2年生の時にひたすら女の子のいろんな服を描いていて、母に無邪気に「将来はデザイナーさんになる?」と聞かれたときに「いや」と答えたのを覚えている。惹かれはするけど自分にセンスがないことに気づいていたのかな。15才まで影響を与えやすい水星は牡羊座。思ったことはガンガン言いまくり、他者との関わり方がわからない月の影響もあり、中学までは牢獄でしたとさ。月→水星と順調に?きたから高校時代は金星で恋愛に救われた。自分を知ること、気付けること、正しいとか正しくないとかじゃなくて、自分なりに「おはなし」化できると気持ちが落ち着く。

河合隼雄先生の本を読んでいたら、人を助けるのってむずかしいよねというお話が。とあるみすぼらしい見かけの男が警察に保護された。彼はふらふらで、自分の住所も思い出せない状態。養子がいるが養子の実家と揉めているらしい。そんな彼の身なりをきれいに整え、養子と実家との関係も良好に導き、幸せな暮らしができるようサポートしたら、きっと彼は後世に伝わっている偉大な音楽を生み出さなかっただろう、というお話。彼はベートーベンで、実話だそう。「小さな親切大きなお世話」を、わたしみたいな自己肯定感自己受容低めで他者を助け(たつもりにな)ることで存在許可を出しがちなタイプはより一層胸に刻みたい。人はみんな自分の足で立てるんですよね。まずは自分を救えばいい。河合先生の著書には「西欧だと治す人・治される人になりがちだが、大事なのはふたりがそこに在ること」というようなことも書かれていて、ほんとそう。ただそこにいてくれる・見守ってくれる、そしてそれは放置ではないし同じ空間にただいるということでもない。それができる人でありたい。

この世は牢獄だと思うとだからこそどうにでもなれー!って気持ちでいろいろチャレンジできそう。とはいえ心と体が落ち込んだとき、ついてこないときのために、事前に自分の処方箋をつくっておくことが大事かと。五感をフル活用&思考を止めると、大体エネルギー復活する。

...わたしの処方箋...
・ノイズキャンセリングイヤホンで周囲からの音の影響を防ぐ
・銭湯や温泉でじんわり
・残念なイケメン(もりすけ)さんの動画を観る(セリフがなくても爆笑できるのがいいのだ...!)
・おそ松さんを観る
・思考や感情を書き出す
・怒りには「これは記憶、記憶、ただの妄想」と呟きまくる
・「反応しない練習」を読み直す(超おすすめ。ちょっと前Kindle Unlimitedだったけど今どうだろう)
・歌う
・書道
・歩く
・ひえ取り靴下重ねばき(足がぽかぽかして簡易温泉なかんじ)
・サプリと漢方を日頃から取る

...映画「ショート・ターム」のおすすめ...
メイソンは"ショート・ターム"という映画に登場する主人公グレイスのパートナー。ほんとおすすめだから観てほしい。とても重いテーマだけど、登場人物たちがひとりひとり生きていて魅力的で、出会いや人生における出来事が反応しあい、主人公のグレイスが力強く"走って"いく姿に力をもらえる。HSPやエンパスな方、孤独な世界へ入りがちなわたしみたいな方には特におすすめ。
*わたしがメイソンをすきな理由*
①メイソンとグレイスが、メイソン手作りカップケーキをジェイデンに顔面にお見舞いされたときに、メイソンが一言「おいしかった?」みたいなことグレイスに聞いてて惚れる。
②カップケーキ作ってるときも浮かれたピエロみたいな帽子かぶってご機嫌で愛しい。
③グレイス「なんでそんなによくしてくれるの?」メイソン「だってあなたはぼくにとって世界で一番うつくしくてユーモアがある女性だから」みたいなこと言ってるのも悶える。)

伊藤亜紗先生がTwitterでおっしゃってたことばが本当にすき。
「上の世代の研究者は、国家主義的な文脈で美を批判的に論じるのが定石だった。でも障害の文脈では効率性や生産性など支配的な価値観をはねのける強い肯定の言葉として美がある。私のどもりもIt's a beautiful thing と言われた」

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