危険を早めに察知して事故を未然に防ぎ、かつ同乗者に「運転上手いですね」って言われる運転術

私は若い頃、事故ばかりしているダメドライバー&ライダーでした。
車に人を乗せると「危ない」「怖い」「酔う」と言われ、バイクに乗ると月1で流血して帰宅するという、おおよそ生きているのが不思議な存在でした。
特にバイクでは俗に言う「走り屋」の真似事みたいな事してて、そのうち事故って死ぬんだろうなって思っていました。

転機になったのは車でお客さん乗せて走る仕事をした時。
まぁ当たり前なんですけど大抵の人は飛ばして喜ぶ人はいないんですね。
こっちはゆっくり走ってるつもりでも、気が付いたらお客さんはドアの上の取手握ってたりするので、お客さんを怖がらせない運転をする事に傾注しました。

ゆっくり走ればいいってもんでもないんです。
トロトロ走ってても同乗者が「危ない」って感じる事は往々にしてあります。
アクセル踏むべき時は必要十分な加速して、周りの車の動きを予測しつつ早め早めに対応してペースは合わせる。
あと、車を揺らさない事も大事。
加減速もハンドル操作もスムーズに行う事に集中します。
1年くらいで大抵のお客さんはリラックスして乗ってくれる様になりました。

その後、転職して色んな仕事したのですけど、一度宿泊先から現場まで1時間以上かかる仕事でメンバーが交代で運転してたのですが、「うぃっちわっちさんの運転が一番安心して乗ってられるから」という理由で私だけ毎日行き帰りのどちらかを運転させられる、という苦行を体験しました。
まぁ実際、メンバーの中では私が一番運転はスムーズで丁寧だよな、とは思ってましたけど(笑)
で、私が運転してると「見た事のない小技」や「周囲の車の動きを先読み」する事に皆さん興味津々で、私が運転してる時はちょっとした運転講習会みたいになってました。
その現場は東北でしかも山間部だったので冬になると雪積もりっ放なしなのですけど、メンバーは全員九州出身者で積雪路面の経験があまりなく、勿論スタッドレスは履いてるんですけど他のメンバーはビビり倒してそぉっとしか走れない中で私は地元のドライバーと同じペースで走るので(雪道経験が無い訳ではないけど5~6回走った程度)メンバーが「何でそんなにサクサク走れるんだ!」ってドヤされたのを覚えてます。

いわゆる「走り屋」的な走り方はスピード出し過ぎる危ない運転だと思われがちですが、その技術を法定速度内に落とし込む事は十分可能ですし、レースで走ってる人達って一般の方からすると凄い乱暴でガサツな運転に見えるみたいですけど実際にはちょっとした事ですっ飛びかねない速度域なので非常に繊細でデリケートな運転してるとも言えるのです。

私は同乗者に「何をしてるのか」「どうしたらそれが出来るのか」を説明出来ますので、「あ、これ、みんなに教えられる様な機会があればみんな運転上手くなって事故や渋滞も減るんじゃね?」と慢心する様になりまして(苦笑)
noteはそれにうってつけですんでやってみようかと考えていました。
ただ、私は自分の運転に関して体系化して考えてたのですが、唯一予測が出来ない対象として「女性とお爺ちゃんのドライバー」という概念がありまして、この方々が「なぜあんな運転の仕方をするのか」が理解出来ずに対処も説明も出来なかったのですけど、ひょんな事から「この方々があんな運転する理由」に辿り着く事が出来て、私の中の運転術は無事全て体系化する事が出来て堂々とお披露目可能になりました。

事故の要因になる様な危険要素は早めに察知する事で殆ど回避出来ますし、スムーズな運転をする様になると同乗者の評価も上がるだけでなく例えば上記の様に雪道の運転も怖くなくなったり、事故を防ぐ事にも繋がります。
そのそれぞれが「ちょっとしたコツ」で、覚えればすぐ実行出来る様な物もあります。
これから長々と書く(であろう)記事を読んでくれた方が運転技術の向上を実感して貰えたら私的にはテングですし、あわよくば収益化してやろうとも企んでおります(笑)

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