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コロナ禍での出産③

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そろそろ名前も決めなくちゃね~と焦り始めた4月頃、本格的なマスク不足も始まった。
出歩くことは減ったものの、妊婦だし念のため必要だよね?と 1度だけ夫が開店前の薬局に並んでくれた事があった。
2時間以上並んで7枚入り1袋ゲット。それでも無いよりはマシと お守りにした。

当時「毎朝5時から並んでいる」と自慢していたお爺さん(中には夜中の1時から並んでいた人も)、家に○枚あるのだとストック数を競っていた人たち、今頃どうしてるんだろう。

~そんな状態だったので 必要な人に必要な物が渡らなくなって 妊婦にマスクを配布する、という自治体もチラホラ出始めたのだが 各自治体の対応の違いがすごかった。4月4日現在、各市のHPなどをざっと見た限りで

1枚(洗濯できるタイプ)埼玉県和光市 ・大分県大分市
2枚 愛媛県松山市
5枚 茨城県神栖市・山形県南陽市・神奈川県鎌倉市・茨城県鹿嶋市
10枚 埼玉県川越市・大阪府高槻市・京都府向日市
20枚 埼玉県比企郡川島町・大阪府箕面市
50枚 大阪府大東市・宮城県塩釜市
1箱(50枚)東京都荒川区
1箱(60枚)大阪府和泉市

…有事にこそ試されるリーダーの力よ。

そして この頃には『赤ちゃんのものを奪わないで』という張り紙も見かけた。大人だけの家庭で おしりふきや沐浴ガーゼ、果ては母乳パッドまで買い込んだ人が少なくなかったワケだ。母乳出るのかよ、爺さん。それをどう使うつもりだったのか教えてほしい。
当時 出産したばかりだった友人も、哺乳瓶の消毒液を探して ドラッグストアをはしごしたと言っていた。首のすわらない赤子を抱えて。

他人の子供よりも我が身がカワイイのは理解できなくもないが、浅ましい事この上ない。
オイルショック(経験してないけど)から何も学んでいないのだね
あの時に買い込んだトイレットペーパーを未だに使ってる人がいるっていうじゃない。
そしてこれを書いている8月、うがい薬が品薄。
ねぇ、どんなコントなのよ。ソレ。

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私が出産前に作ったマスク。おそろいのスタイとハンカチ。
使わないかも、と思ったけど 結構つかってる。

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