多次元的空間とエレメンタル(下)

話があっちこっち飛び火して、行ったり来たりしてまして…相変わらず解りにくい内容ですみませんっっ汗

さてさて、個人のエレメンタル話に戻ります。
エレメンタルを処理(エレメンタルに対するアプローチ)をしようと思ったら、生霊に対するアプローチ(生霊の場合は生霊をリアルタイムで作成して何度も送り込んでくる人物)と同じで、そのエレメンタルのオリジナル(問題の根であり、始まりのエレメンタル)を処理しないことには、意味がありません。
けれど、オリジナルから派生して創られた大量のコピーや、オリジナルがあることでその後の人生で創られて、さらに進化・変化して複雑化したエレメンタル(まるでウィルスの株みたいなの)とか、そのエレメンタルと結びついたグループ・エレメンタルなどなど、そのエレメンタルに引き寄せられて宿り主に寄生することになった他者意識が創ったエレメンタルとかとか…それと副産物の邪氣(霊的汚染を引き起こしているもの)など含めて、ありとあらゆる色んなものを処理しないといけないんですね。これらはものすごく複合的に絡み合っていて入り組んでいるというか、実に複雑です。

ただ、ダイレクトにオリジナルへとアクセスしてこの部分を処理することが出来たならば、確かに解決は早いです。ものすごく巨大化した団子状の塊の核の部分…例えて言うなら、様々な鉄屑を引き寄せてガチガチの大きな鉄の塊になっている中心の、吸引力となっている磁石をそこから取り出すようなものなので、分解するのが簡単で、どうにも取り外しの出来なかった大きな鉄たちが、それをすることで総てのパーツがバラバラに解けてしまうので、処理が楽になるのですね。場合によってはそれだけでスピードを図れることもあります。けれど、いつもそうとは限らない。

上記のことを過去生ヒーリングや霊的な浄霊や因縁解除(解消)の現場作業の角度から言うなれば…

現在の人生によろしくない影響を与え、悪しきパターン(表面化している事象)を引き起こしているエレメンタル…それが出来るきっかけとなった人生…一番最初の、起点となった人物ですね、そのパーソナリティに働きかけて、その心の傷や感情を癒したり、解きほぐしたり(浄霊したり)することで、そこから山積みになった問題や引き寄せられてきていたネガティブなエネルギー(その人自身や他者が創ったエレメンタル、邪氣など)、パターン化してしまい、その人生を模倣するかのように繰り返し、同じ問題を引きずっていきてしまったその後の何個かの人生(パーソナリティ)も、連鎖的にその呪縛から解放されていく…って現象。それが短期間にあるいは一瞬で起きる。

これが起きる時は、雪崩のように一気に問題が氷塊していくって感じです。真っ暗闇なとこが次の瞬間に晴れ晴れとした晴天になると言うかー　
いつもそうなら、いいんですけどね…けれども、なかなかそうはいかないことの方が多いです。(上)にも書いたように、ホンボシ？ラスボス…に行きつく前に処理しないといけないものが、障壁として横たわっていることの方が圧倒的大多数なので。
はい。汚部屋掃除、汚屋敷の片づけと一緒ですね。まずはゴミ処理、ゴミ処理…ひたすらそれをやって、コンテナ何十個分ものゴミ、トラック何台分かのゴミ出しをして処分、処分。その後は掃除、掃除、ひたすら掃除。そして同時進行で朽ち果てた建物のメンテナンス、その後でようやっと目的地に到達出来るって、綿密な下準備をしてからでないと取り掛かれない、まるでヒマラヤ登山かのよう。

霊的な仕事やエネルギーワークをしている人には、こっちの説明の方が解りやすいかも知れない。起きていることと言うか、原理(理屈)としてはその上に書いた説明のことが起きているわけですけどもね。

似たようなケースはあれど、人によって異なりますから、一口には言えないのでありました。どんな人の事例もケースバイケースで、蓋を開けてみないと解らないってことばかりです。
まあ、言えているのは、個人のことではありますが、人は一人で生きているわけでは無く、色んな人と関係し合って生きていますので、個人の都合だけでは無いってことでしょうか。全体性の問題(属する社会や世の中の都合)もリアルタイムで影響しますから。どんなことも絶対は無いと言いますかね。

で、大体ネガティブなエレメンタルは、欲望思考型エレメンタルであることが多いので、その人の人生に悪影響を与えているエレメンタルは大体において4次元であるサイキカル界に多数存在しているものですけれど、もちろんエレメンタルは5次元にもてんこもりにあるわけです。そして、肉体が創ったエレメンタルも3次元半(ちょっと正しくないけど)にあったりする。
ですから、4次元だけを処理してもダメだし、5次元のも当然やらないとだし、その他の次元のも処理しないといけない。して、4次元と5次元と次元で区分けして、そのエリアだけを見て焦点を定めても、中途半端なんですね。

これまで何度も説明しているように4次元・5次元には階層があるので、その人が今生まで辿ってきた道、あまたの人生において滞在(通過)してきた総ての階層を一つひとつ覗いて、その角度からも見てチェックして、ちゃんとお掃除しないといけない。他人に送ってしまった分とかもね(他者に対して送ってしまった生霊とか呪い的なものとか執着心とかあれやこれや)。
これはまあ、いずれかで当人のところにいつか帰ってくるものだけれど(今生かも知れないし、来世かも知れない)。

当然、たくさん転生回数が多い人ほどエレメンタルの数は多いし、霊的成長を遂げている人の方が見るべき(掃除をするべき)エリアが広くなります。

ちなみに、転生回数が多いからと言って霊的成長が進んでいるというのも無い。転生回数が少なくても、順調に霊的成長を遂げている人もいます。一つの段階…例えばレベル２の4から次の5に進むまで…に、30回位、下手したら100回とか人生何度も生きていて、同じ課題に取り組み続けている人も少なくない(留年30回とか50回みたいな…100歳の中学三年生って感じで)。けれど、同じ段階を進むのに、たった2回の人生で進めちゃう人もいる。

あと…補足になりますけど、今生の自分が過去生のどの自分(過去生のパーソナリティ)よりも、霊的には一番高いところにいるわけなのですが(霊性が高いつかー)…とは言うものの‥だからと言って、これまで生きてきたどの過去生パーソナリティよりも、一番人格的に優れているとは限らないんですね。

何故って、過去生に創った波動の低いエレメンタル、すなわちネガティブ・エレメンタルに今生の人格が影響を受けてしまっていたり、環境や周囲の影響下で歪んだ性格を表面化させて、歪んだ人生を生きてしまっていることも多々あるからです。そういう人はたくさんいます。過去の霊的進化を遂げていない、低いレベルにいた時の方が他人に迷惑をかけない、模範的で実直な生き方をしていたりしていたりとかね。
低い階層から高い階層へと、ステップアップしていくのが霊的成長ではあるけれど、過去生の自分が必ずしも今の自分より人間として劣っていたとか、そのような生き方をしていたとも言えないのです。その逆もしかりです。

そして、霊的成長を全然遂げていず低いレベルにいた時の、過去の自分(パーソナリティ含む、当時創ったエレメンタル)に影響を受けたり、今生で環境や他者の良くない影響を受けて心がやさぐれたり、捻くれてしまって、悪心に囚われて生きてしまっている状態で創るエレメンタルは、とてつも無く波動が低いものではあるのだけれど、霊性が高くなっている状態で創ったものなので、過去の同じような(その悪心を宿す元になった)人生・人格で創った時のものよりも、手強いエレメンタルになってしまうのです。

そんな風に、霊性が上がってから創るエレメンタルは過去に創ったものよりも強力なので、その処理と始末には苦労させられることになります。霊性が上がった状態で、波動の低いネガティブなエレメンタルを創ることはとても罪深く、後々にその人の足をひっぱることになります。

はい、霊的成長・霊性が一定のレべルに達した人でも、簡単に闇落ちしますよ。解脱(サイコノエティカルが完全体となり、輪廻転生の輪から抜け出す)するまではどんな人も。サイコノエティカル体が育つまでは、自分が創ってきたエレメンタルの影響下から抜け出すことは容易ではありません。
だからこそ、サイキカルな能力とスピリチュアルな能力は比例しないのです。そして、そのような人たち(サイキカル能力が秀でた人)が闇落ちすると恐ろしい、悪智慧と力を持ったモンスター・エレメンタルをたくさん世の中に生み出してしまう結果になりがちです。

そんな感じかなあ…

あと、こちらも過去に何回か説明していますけど、エレメンタルを取り除いた後に「空き家」状態にしておくのはダメで、他のデータ(エレメンタル)を入れておかないといけません(好ましいエレメンタルと差し替えておく)。でないと、また類似の波動のもの、もしくは簡単に同じエレメンタルが戻ってきて、復活してしまいます。
※干物にしていたエレメンタルが戻ってきて、再び水を含んで膨張して幅を利かせるようになってしまうと言うか、そのスペースの主に返り咲いて占拠してしまう感じ。

スイッチを切ってレコードを取り除いたからと、安心してはいけません。それで終わりにしてはいけないのです。
その「室内」スペースの波動を切り替えて、別のレコード(エレメンタル)を置いておくことが肝心です。これは内省の方法と同じです。望ましい別の行動&言動、想念、思考で練ったデータ、その人の魂が充足感と満足を得られる、新たな物語のレコードを入れるところまでやって、すべての処理が完了します。

はい。潜在意識の書き換えとも過去生ヒーリングもしくは前世療法など、個人のアーカイブに蓄えられた情報にアクセスしてアプローチするならば、そこまでやらないと完璧では無いんですね。これを中途半端にすると、以前より悪い状態になってしまうこともあるし、すぐに元通りになってしまう。

エネルギーワークやヒーリングで、そのような過去や潜在意識(無意識の領域)に働きかけをしても、結局もとに戻ってしまったり、ある程度の期間しか良い状態が続かない…のは、そのような理由です。ある一定の期間、数か月・数年間は落ち着いた状態が続くけれども、気が付けば再び同じ問題が浮上していた…何てことも多々。
それは、一時的な改善しか図れてないってことか、もしくはカルマのレッスンであった場合。あるいは問題を引き起こしている原因が、その人にとって軽度のものだった場合は、数回や一回のヒーリングでも解決しますね。

カルマのレッスンが絡んでいると、どうあがいてもヒーリングとか潜在意識の書き換え程度では絶対に解決しませんけど…つーか、他人が介入出来る領域ではありませんので<カルマのレッスン
外部からの介入、特に人間の働きかけは認められてないので、こればかりは手出し無用って話ですね。その課題を与えられた当人自身が、自分自身の力でテスト問題をクリア出来ないことには…なことですので。まず介入させてもらえません。※カルマのレッスンについては過去の記事でも触れてます。まあ、「そこに愛はあるのかい？」と言う問いですね。

いずれにしても、1回や2回、数回の施療やアプローチで何とかなるものでは無いのです。それほど人の魂と言うのは複雑で、過去に大量のデータを創ってきていて、それを所有して、その影響を受けて、リアルタイムに生産し続けながら生きている存在だということです。

こうしたエレメンタルの影響を少しでも受けないようにするためには、知識を身に着けて対処法を学ぶか、３つの身体を成長させて、サイコノエティカル体(6次元の身体)を完全体へと育成すべく、意識的に生きられるようにプラクティスに臨むしかありません。

ようするに、動物的な本能や無意識(潜在意識)に操られている状態から脱出して、意識的に自らの人生を生きられるようになること…とは言うものの、まずは物事に対する観察力と自分に対する客観的な見方を身に着けることから初めて、目覚めつつある意識の段階に到達することを目指すべきでしょう。

レッスンで使っている手前ミソ図

して、宗派にもよりますが…仏教の修行で煩悩を断ち切ることをするじゃないですか。あれは、(煩悩もまた)エレメンタルへのエネルギー供給を断ち切り、ミイラ化する行為そのものです。空っぽになったスペースに置き換えのデータとして差し替えられるのが仏心たる仏教の教義になりますかね。
かつてはキリスト教の教義にも記されていましたが、キリスト教においては人為的にこれらのことが捻じ曲げられて、削除されて、まったく別の意味で伝えられることになってしまいました。だから、方法としては仏教のやり方の方が効率的なのかな。ていうか、仏教の修行(お坊さんになるためのトレーニング)は極端すぎるものもあるので(千日回峰行とかね)、普通の人にはトライ出来ない、気軽に出来ない方法も多いのですが…

でもって、蛇足ですが…

サイキカル体を育てるためには、喜怒哀楽の心と他人に対する共感性など感情を育むこと(サイキカル体の成長度は心のEQに比例する)
ノエティカル体を育てるためには、知識を学び、経験を智慧に換えることが出来る建設的な思考を育むこと(ノエティカル体の成長度は頭脳のIQに比例)

なので、IQが100しかない人なのに、解脱目前とか、霊的成長を遂げているとは言えません。もちろん空気が読めない、他人への共感性に欠けていて、相手の立場に立ってモノを考えられないのに、霊性が高いなんてこともありません。EQとIQが高いことが霊性の条件だと思っていただければ、インチキ宗教家に騙されることも無くなりますよ。

とは言うものの、仙人や聖人なんかでは(例えば聖者ミラレーパとか)天然なんですかい？アホですかい？みたいな…裸の大将のようにまるでバカ丸出しか？って言うような人もいますので、IQの高さをはかり知ることは難しいと思いますケド。まぁ、IQの高い人はなかなかどうしてなことに、変人や変態さんも多いですからね(IQ170超えのムツゴロウさんとか…以下自粛)

これも自作の図

で…サイコノエティカル体(神体たる6次元の精神体)を成長させるためには…
愛のある智慧を用いて、三次元(現実世界)で行動していく(表現する)ことをしないといけません。愛があるからと考えなしに行動するのもダメだし、智慧だけで愛が無い行動もダメです。愛も智慧もないままに行動するのももっとダメですし…　てなわけでそんな感じです。

さて、これで説明出来ていますかね…？　どうでしょうか。まだ忘れていることとかあるかしら。何か追加や補足あったら、別に改めて。質問もお気軽にどうぞ。