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Case Study - No,31「伝わらない言葉、届かぬ想い」
【スピリチュアル・カルテNo.31】T・Hさんのケース
言葉というのは難しい。
いやさ言葉を用いて、
相手にこちらの言いたいことを伝える作業は難しい。
メールや文章では、ちょっとした説明不足が誤解を招くし、
表情もそこになく、言葉という韻律が無いので、
内容というよりも、相手が受け取った心象次第というか、
その文章にどういった感情的反応を抱いたか・・・が良くも悪くもすべて。
何について書かれているのかなんて、そんなことは意味を成さない。
メールや手紙など、文章のほうが真意が伝わらず、
意味を曲解されてしまうことは圧倒的なのだけれど、
電話とか、実際に会ってでのコミュニケーションでも、
似たようなことは間々ある。
己が意志伝達能力の未熟さといえばそうで、
言葉や語彙の使い方とか、言い回しとかあれやこれや、
説明の仕方が下手すぎると言われればその通りなのだが。
書き言葉にしても、話し言葉にしても、
人間というのは、
書かれていることや耳に入ってくることの情報の中から、
「目に残る不愉快な言葉」「耳に突き刺さる言葉」
あるいは、
そういう意味に「取りたい文章」「聞きたいこと」
そのいずれかしか、拾わないものだから。
先日も相談の電話にて、やれやれと思ったことなんですが、
こちらの話を最後まで聞かず、
言いかけた途中の言葉で、勝手にこちらの意味を解釈し、
突っかかってくる人がいて、とても困ったもので。
(相性悪いみたいなんで、お金はいいので、
他のセンセに代わってもらいますから~と言っても、
食い下がってきて、どうにも話通じず参ったっっっ)
イイワケになってしまうのですが、
降ってくる情報やイメージ(閃きみたいなもの)をキャッチしながら、
同時進行で相手と会話するのは難しい。
七人の人と同時に会話できる聖徳太子ではありませんモン、私。
降りてくる情報やイメージは、
完成された「文章」として目の前にあるわけでなく、
曖昧で漠然としたものだから、
これをその人の相談内容に合わせて、解釈した上で、
現実的な言葉に翻訳するというか置き替える作業をするのだけど、
ホントこれってそんな簡単じゃない。
まして依頼人が隠し事をしていたり、曖昧な言い方で
必要な情報を提供してくれないとか、意味不明な説明だと、
どう結びつけていいのか判らないで解釈に困るときも多い。
完璧にしつらえられた、判りやすい原稿が目の前にあって、
それを読むだけというのなら、とても簡単なことだけれど、
もしくは同時通訳っていう状況なら、まだいいけど、
降りてくる情報は残念ながら、イメージみたいな抽象的なもので、
仮に言葉だったとしても、比喩的で難しく、古い言い回しなので、
現代の話し言葉に直さなければいけないし、
色々と噛み砕く必要があったりする。
状況にもあてはめないと、それこそ相手の頭の上には「?」だ。
けれど、大体において、電話での相談となると、
沈黙しているわけにもいかないから、
少しずつ判ったことを話しながらになる。
だけど中には、リーディング→解釈→翻訳の時間を与えてくれず
とにかく早く答えを言ってくれとばかりに急かす人も。
そんな状況では集中もできないし、邪魔されてるも同然で。
先日参らされたケースでは、
人の話をホント最後まで聞かない人で、
「そんなの意味わかんない。わかるように説明してください」
という、突っ込みに対して、
「私は経営コンサルタントではないので、
そういったビジネスに適した用語を用いたアドバイスはできませんよ。
この場合、神託っぽい、曖昧なメッセージが降りてくるので、
それをそのまま伝えているわけで、その上で
今のあなたの状況と照らし合わせて、解釈を伝えるわけですが、
それにはお話する順番があります」
・・・と、説明するつもりだったのだけれども、
「私は経営コンサルタントではないので・・・」の話し始めで、
「そんなのあなたには求めてない!」と、噛みつかれ。
人の話最後まで聞かないし~ダメだこりゃ・・・という感じ。
(その欠点で人生たくさん損しているんですってば~っっ汗)
女性はそういうの多いです。
感情で物事判断するから。
だから、管理職や経営者に向かない人多いんですよね。
論理的思考に欠けているわけで。
私もその一人ですが<ヒステリー
そして女は結論が出ない会話を延々としたがり、
男は、結論を出すことにこそ、会話の意味を見出す。
女というものは、
問題や悩みが解決するための方法を知りたいが為ではなく、
自分の感情、立場、不満を共感・理解・同調されたくて会話を求め、
(相手が理解してくれないことにはフラストレーションがたまる)
男というものは、
相手が感じている気持ちや痛みがいかほどのものかは二の次で、
その話の中に出てくる状況の矛盾点に考えが働き、
理屈に合わないおかしい点、問題点などを探るのが得意で、
そのような心情、気持ちに陥る状況をどうすれば避けられるのか、
結論をまとめて結果を出すことに意義と会話を求める。
かくして男と女の話はいつだって平行線で、
話が噛みあわないのであったっっっ汗
(男性脳と女性脳の違いというヤツか??)
さてさて、
そんな風に、
先入観に囚われて人の話を聴かない性格の人だとか、
右脳型と左脳型だとか、男と女だからとか、相性とか、
会話(コミュニケーション)が成り立たない相手って、
どうしたっているもんです。
100%言いたいことを伝えるのは不可能だし、
相手の言わんとすることを理解することも不可能。
言葉は便利だし、言葉があるから、
人はお互いの意志や想いを伝えられ、
理解しあう手立てを得られてはいるものの。
でも、「伝えた」「伝わった」というのが誤解で、
お互いに「わかったつもり」でいることの何と多いことか。
この仕事をする上で、
「伝える」というのは必須なことなんだけども、
「伝わってなかった」という、
おのが「伝え方」、意思疎通能力の貧弱さ、
伝えることの難しさを改めて痛感させられたケースのお話です。
(あ゛ー 前置きのほうが長くなっちゃったな)
紹介でいらしたTさんは、IT関係の総合職の方。
女性だけれども、男性と肩を並べて、
ハードな仕事をバリバリにこなしていらっしゃる。
(夜勤とか残業や早朝出勤とか休日出勤とかとか)
「男になめられてたまるか!」っていう、
負けん気の強さの持ち主ではあったものの、
女性としてはとっくに適齢期を過ぎていて、
仕事も大事だけれど、やはり将来のことを想うと、
パートナーと家庭を持ちたい、という願望に駆られていたり。
彼女の過去生のひとつに、
誰にも心を開かず、一人で孤独に死んでいった人生があって、
(ようするに誰にも看取られずに孤独死)
そのときの自分の姿をヒプノで見た彼女は、
「こんな死に方なんて絶対にしたくない、
個独の中で惨めに死んでいくような人生はもうイヤだ!」
って、
過去から続く思い・・・その時の自分の死体を見たときの後悔とか、
改めてヒプノで振り返って、今の自分としても、
そんな死に方は二度としたくない・・・と想い新たに。
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