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たなばたさま

こんばんは。

今年は、珍しく、
晴れて、暑い、たなばたになりそうですね。

天の川も見られるとか。

この場所に移ってから、
夜空を見上げることがほとんどなくなったけれど、
今日は、見られても、そうでなくても、
忘れずに見上げようと思う。


たなばた、と言えば、
織姫と彦星の伝説が良く知られている。


一年に一度、七月七日、
会うことを許される。

と言っても、彼らは結婚後に、
各々の仕事・役目を怠ったため、
天帝によって、引き離された。

しかし、離されてから、織姫と彦星は泣き暮らした様子を、
可愛そうに思った天帝が温情をかけ、
真面目に働くのであれば、
一年に一度会うことを許されるようになった。


そんなときに、ふと、「私は、今、誰に会いたいだろうか」と考えた。

概ねの人は、
自分なりに真面目に働いている。

私もそのうちの一人に、
僭越ながら交えさせていただきつつ、話を進める。


父、母、姉、伯母、伯父、いとこ、はとこ、遠くの親戚の方。

亡くなった祖母。
私が生まれるよりも前に亡くなった祖父。

数少ない友人たち。

お世話になった、高校の化学の先生。

お世話になった、ピアノの先生。

研究室の、先輩・同期・後輩、先生方。

今の職場の同僚。

私の知らないところで支えて下さった方々。


そんなことを考えていると、
私は一体何年、真面目に働かないといけないのかと思う一方で、
その年数すら、待てない自分がいることに気付く。

会いたい人全員が元気である保障は、残念ながら、ない。

もちろん、私自身も元気である保障もない。


七夕は、ロマンチックな話で、
私自身、ものすごく好きなのだけれど、
一年に一回会えることが、とても羨ましく思う。

もちろん、伝説の世界だから、
現実の世界で語ろうというのが誤りなのだが。。


最近、ふと思う。

今、会いたいなと思う人には、
可能なら、今、会うべきだと。


コロナの時に、私たちは痛感したはずなのに、
喉元過ぎれば熱さを忘れている。


たなばたさまは、私たちに教えてくれている。


会える奇跡を。

会える尊さを。

会える素晴らしさを。


それを胸に、誰かに会えるように、
明日からも、元気に、真面目に生きよう。


みなさまは、いま、誰に会いたいですか?

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