幼稚園に行きたくない①

現在小1の次男が、年長さんの頃の行き渋りしていた頃のおはなしです。


本題へ入る前に、少し前置き

流行病でマスク生活が普通になった4月
その頃の我が家は、当時小2になったばかりの長男が「行き渋り→不登校」へとシフトチェンジしている真っ只中でした。私は、小学校とのやり取りに疲弊していました。

例えるなら、

私は青葉マークの運転手。助手席に夫、後部座席のこども達を同乗し、ガードレールの無い山道を長距離トラックやスポーツカーと一緒にハイスピードで走行している。車にはカーナビどころか地図さえない。

そんな感じです。
不安定要素の塊でしかない我が家は当然ながら、ピリピリな空気感だけが漂う家庭でした。


そんな中、次男は、次第に「今日休みたい」と言う様になりました。正直なところ「あなたまで何言っているの。これ以上私を苦しめないで。」と心の中で叫ぶだけでは足りず、口かもこぼれていました。

そんなダメ母ですが、状況を打破するべく動きました。

当時の私のした事。

①相談

②母子登園


①は、主に当時通っていた療育施設の施設長さんと通っていた幼稚園にご相談していました。

どの療育施設でも、定期的な面談(療育内容の振り返りや見直しについて)が規定されているので、その際、現状報告を兼ねて施設長さんへお話していました。療育施設には、保護者からの要望が有れば幼稚園や保育園(就学後は学校)へ足を運び、園での様子を観察した上で園とも連携する仕組みもありますので、それも利用しました。

当時の施設長さんは、臨床心理士の資格をお持ちでしたので、的を射たやり取りが出来て有り難い限りでした。

結果として、幼稚園へ通えない代わりに療育施設の利用日を増やし、次男のモチベーションを上げていくと言う対策が取られました。

これは、私も息子も外に出て気分を変える事にもなりましたし、私の子育ての転換期にもなりました。

転換期の具体的な点は「褒めるポイントと褒め方」が理解出来たという事になります。

療育スタッフは、本当によく褒める。「えっ!次男君、そんな事出来るの!」「次男くん、今の手の使い方かっこ良かったよ!」「そうだね。次男君が〇〇って言ったら、お友達も分かってくれたね!」、、、等。
初めは、療育施設の方針も半信半疑でしたので「こんな当たり前のことをわざわざ言うなんて、うちの子馬鹿にしているの」と不快になりました。(小学校とのやり取りで人間不信の塊になっていた私)
そんな私を他所に、些細な事だけど前向きな声掛けをされた次男はとても嬉しそうに「そうなんだよ!」「オレ、できるんだ〜」と反応しています。通いだして1ヶ月する頃には、療育スタッフの説明を聴いて決まり事の有る遊びが一対一で出来るようになっただけでなく、他のお子さんも交えて遊ぶ事が出来るように。
そうなると、私も療育士の真似るようになっていました。子どもが自分から決めてやった事を「驚く」「認る」が「褒める」になるなんて、私には目から鱗でした。それまでの私は、子どもの「何」を褒めたらいいのかさっぱりわかりませんでした。自信を持たせるために褒めてあげたくても、不器用で不注意な次男は注意する事ばかり目立ち、褒める事が出来ない自分自身にもガックリきていたので、療育スタッフは神でした。

長くなりましたので、②は次回に。


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