心の中で昔の地形を想う
今日も多くのコロナウイルス感染者が出ました
正直無視できないですが、、
そんなことばかり考えてても嫌になってしまうので
無視して、現実逃避します(笑)
ではでは、日本に生きていて何気なく感じる生きづらさの原因の一つに
坂
があると思います
これは、横浜の地形図ですが、大都市とは思えないぐらい山が多いです
それも非常に複雑で入り組んでいます
リアス海岸なんかを連想しますね
もし、この地図が立体で触れたら
ざらざらでちょっとキモチワル?!と思ってしまいそうです(笑)
横浜に住んでいてつくづく思うのですが、
街の作りに全く規則性がなくて、道も直線がほとんどありません
こうして地形図を見て初めて気がつくのは
横浜は港町なんかじゃなくて
山にこしらえた天空都市なんだなぁと思います
さぁ、ここで
東海道を作った昔の人の気持ちになってみましょう!
日本橋から、多摩川を渡ってやってきた東海道
横浜まで山沿いに進んでいきます→
ところが、そこで山脈にぶつかりました!
あなたならどこを通しますか??
やっぱり、見晴らしの良い山の上でしょうか
それとも、あまり登らずに済む谷でしょうか??
では正解です、、
昔の土木職人はここを通しました
どうですか?
昔の土木職人は谷を選びました
やはり、昔は徒歩ということもあり、出来るだけ高低差をつけないことが最も重要だったのです
とは言っても、柏尾川が作り出した戸塚の平地を挟んで、2回も山越えをしています
戸塚宿が栄えたのは、保土ヶ谷までの疲れを癒して、原宿に備えるためだったのかも、、
実際に、保土ヶ谷には「権太坂」という場所があり、江戸から出て最初の旅の難所とされました
戸塚を抜けたところには「大坂」?!という坂もあり、昔の苦労が偲ばれます、、
▲原宿へ大坂を登っていく GoogleEarth
保土ヶ谷には「谷」と付きますし、
▲保土ヶ谷バイパスがJR東海道線を跨ぐ GoogleEarth
原宿は昔、「浮島原」と呼ばれていたそうです
保土ヶ谷は昔、山間部の谷の中を歩いている
そんな場所だったのかもしれません
原宿には、「浮島沼」と呼ばれる場所があったそうで、日光の戦場ヶ原のような場所だったのかもしれません
今は、建物が建って地形が見えにくくなっていますが
心の中で建物を消して、自然の姿がどんなであったかを考えてみると、また新しい街の姿が見えて来る気がします
ぜひあなたの街も、地形図片手に眺めてみてはいかがでしょうか
もちろん。外に出ずともGoogleEarth先輩を使って空から見てみるのも良いかもしれません
リファレンス
・国土交通省 国土地理院
・程ヶ谷宿 Wikipedia・原宿(東海道) Wikipedia
・権太坂 Wikipedia
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