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我が家に保護猫きょうだいをお迎えするまで(③準備編)

保護動物シェルターで2匹のきょうだい猫に出会った経緯はこちら👇

【NPO法人アルマ】 http://www.alma.or.jp/
東京都葛飾区にて「アルマ東京ティアハイム」という小規模シェルターを運営。主に関東圏の動物愛護センターから処分される犬猫を引取/保護して、
新しい飼い主様へ譲渡する活動を行っています。

アルマ東京ティアハイムに、夫と二人の子ども達と訪問して出会ったのは、北関東で保護された4兄弟でした。
4匹とも柄がバラバラ。猫は、「同時妊娠」といい複数の雄猫の子猫を同時に妊娠、出産することが可能なので、もしかして父猫が全部違うのかもしれません。野良猫出身ならでは。

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白に灰茶が混じった子と、キジトラの子は既に貰い手が決まっていて、ハチワレ(♂)と茶白(♀)の2匹が残っていました。

人間の子どもたちと猫たちの初めまして

大人達がシェルター運営元のアルマのスタッフの方と譲渡について色々話を伺っている間に、我が家の人間の子どもたち(男児2人)は、おっかなびっくりながらも猫達と楽しく遊んでいました。

小さな子どもは悪気なく動物に危害を加えることがあるので、譲渡条件の中に「幼児がいる家庭はNG」という保護団体は多いです。私もそれが心配だったので、事前に子どもたちの様子を観察する期間を設けました👇

アルマのスタッフの方も、彼らが楽しそうに遊ぶ様子を見て次のステップに進みましょうとおっしゃって下さったのが嬉しかった…!

アレルギー検査

新しい家族を迎え入れた後に起きてしまう悲劇…それはアレルギーです。
自分ならまだしも、我が家の子供達に猫アレルギー反応が出たとしたら…
恐ろしくて考えたくない(ぶるっ)
時たま、保護動物の譲渡先で同居人がアレルギーを発症するという事例もあるそうです(´;︵;`)

この悲劇を避けるために、事前に家族全員でアレルギー検査を受けました。
大人はどうってことありませんが、問題は子供です。
予防接種位の「ちくん」なら少し泣くだけで済みますが、採血をするのは初めて。
検査の数日前から子どもたちには「なぜ注射をするのか」「注射をすることでできるようになること」をこんこんと説明しました。

幸い、子どもたちも猫を家に迎えることに前向きだったので、採血当日は痛みをぐっとこらえてくれました(感謝)

数日後に届いた検査結果は全員、猫アレルギーはナシでした!

お部屋の準備

次に、猫たちの居場所の確保です。我が家は共働きなので留守にする時間が長く、しかも猫を飼うのは初めてなので、家の中を全て自由に行き来できるようにするのは危険だと思いました。
猫を迎えるに当たり、このようなことに気を付けて家の中を少しずつ変えていきました。

【猫部屋】
・外が見える窓がある
・高低差を付ける
・滑り止めにカーペットを敷く
・気温が上がりすぎない場所
【玄関】
・脱走防止柵を付ける

【高低差を付ける
猫は高所を好みます
また、慣れない環境で落ち着ついてもらうには子どもたちの手の届かない場所に居場所を作る必要がありました。
3段の大きめのケージを購入し、一番上の段で落ち着けるように彼らの匂いがしみ込んだ毛布を配置。

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ケージの天井の上にも乗れるように、板を置きました。

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また、猫たちが腰高窓から外を眺められるように大人の腰の高さほどの本棚を猫部屋に移動しました。

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【滑り止めにカーペットを敷く
犬猫のように爪がある動物はフローリングだと滑り、足への負担が大きいです。脱臼や椎間板ヘルニアになる可能性もあります。
また、おしっこや嘔吐などの粗相をした場合にもなるべく匂いを残さず対処できるように、タイルカーペットを敷き詰めることにしました。(後にこうしていて本当に良かったと思うことになりました)

色々調べていく内に、カーペットの毛先の形状によって犬猫の爪が引っかかるということを知りました。毛先がカットされていないループタイプは爪が引っかかり歩きにくい→怪我のリスクが上がるのでカットタイプの方を選びました。

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【玄関の脱走防止柵】
一昔前は、猫たちは好きな時に外出してふらっと帰ってくる、という飼い方が一般的でした。しかし、外には危険がいっぱいです。
交通事故だけでなく、縄張り争いによる怪我、感染病、ダニやノミなどを持って帰ってくることもしばしば…外飼いの猫の方が寿命が短いです。
なので最近は、完全室内飼いが推奨されています。猫たちの譲渡を行う団体からも「脱走防止策をきちんと練ってほしい」と言われていました。

玄関からの脱走が懸念されたので、玄関の手前にもう1つの扉を作ることにしました。
「素敵ー✨」と思ったのが無印良品の家で見つけたこのプラスチック段ボール製の柵。

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https://house.muji.com/kamakuranoie/mado180730/
猫脱走対策! 玄関にゲートを設置しています(作り方レシピあり)|鎌倉の家大使の住まいレポート『猫4匹と無印良品の家で暮らしています。 』 | 無印良品の家

ただ、これから成年期に入る元気いっぱいの猫たち。多分この高さだと軽々と越えていきそうだな…と不安になったので、2×4(ツーバイフォー)の柱を使ってDIYをしました。写真の向かって右奥が玄関扉です。

【BEFORE】(汚いメモ付き画像ですみません💦)

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【AFTER】180cmほどの高さ。これなら大丈夫でしょう。

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柱を床と天井に固定するアジャスターはラブリコを使用しました。

LABRICO - ラブリコ https://www.heianshindo.co.jp/labrico/
ラブリコは特別な道具や技術がなくても誰でも安全でカンタンに利用できる、暮らしづくりのパーツブランドです。

さあ、これで彼らを迎える準備は万端。

👇トライアル編につづきます👇


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