自分の中にある「いいこと」探しを始めよう

　今まで、人から「頑張ってるね」とか「偉いね」って言われたいって気持ちが、めーっちゃ強かった気がする。
　誰に対しても、この言葉を求めて接してきたかも。

　具体的なことは言わないでおくが、それがきっかけでトラブルを起こしてしまったことが、本当に多々あって。
　しばらく悩んでいたが、考えてみたら「それって自分が自分のことを『頑張ってる』とか『偉い』とか思えてないってことじゃない？」と気づいた。

　昔から、自分のことを多角的かつフラットに評価するというのが苦手だった。
　というか、ほとんどしてこなかった気がする。
　何かにつけて自己卑下が強くて、自責感も強くて、メンタルが落ちたときは片っ端から自分の欠点をあげつらって延々とディスり続けることも多かった。

　いかん！
　それは良くない！

　自分で自分に自信が持てないから、他者に承認を求めようとしてしまってたことに気づいた。

　じゃあこれから毎日、自分で自分の「頑張ってるところ」や「偉いところ」をリストアップして、褒めていけばいいんじゃない？

　私は自分に優しくできない人だった。
　だから、たぶん他人に対しても優しくなかったと思う。ごめんなさい。

　まずは自分を褒めて、感謝して、すごいところや頑張っているところを認めてみたいと思う。
　少しだけでもやってみると「あれ？　自分ってすごいところ、けっこうあるんじゃない？」って気づいた。
　今まで、なんだか自分を過小評価していた気がする。
　一生懸命に頑張ってきた自分をないがしろにしてきたような気がして、なんだか申し訳なくなっている。

　以前はスケジュール手帳に「その日の自分への感謝の言葉を書く」ことをやっていたけれど、いつの間にかやらなくなってしまってた。
　まだ今年が始まって一週間も経っていないんだから、今から始めてもいいんじゃないかな。

　そういえば、コピーライターであり「ほぼ日手帳」を作っている「株式会社ほぼ日」の社長、糸井重里さんも以下のようにおっしゃっている。

ほぼ日手帳に今日あった「いいこと」を探して、書き留めることを続けていると、その力がついてくる。どういうことを「いいこと」として思い出すのか、それを探しているときに、じぶんの「いい」が見えてくる。やがて「いいこと」を見つける目が育ってきます。ー糸井重里【ほぼ日手帳 日々の言葉 1/5】

— ほぼ日刊イトイ新聞 (@1101complus) January 5, 2024

　その日にあった「いいこと」だけでなく、自分の中にある「いいこと」も見つけていけたらいいなぁ。