このあと どうしちゃおう ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

 このシリーズ面白い。というか、ヨシタケシンスケさん、面白い。

 そもそも、「死」をテーマにすること自体、珍しい絵本の世界。亡くなったおじいさんの残したノートを紹介するという内容だけど、「絵本でこの発想!?」という第一印象が強烈すぎる。

・こんなかみさまにいてほしい
・てんごくってきっとこんなところ
・いじわるなアイツはきっとこんなじごくへいく
等々、発想が豊かすぎる(まあ、過去の本も同パターンと言ってしまえば身もふたもないけど)

 よくまあ、この題材にGO!を出した出版社に敬意を表しますねぇ。大英断というか、勇断というか。子供たちはどう感じるのだろうと思う。前半はおふざけもミックスしつつ、最後に向けての締め方は見事でしょう。

 暗くならず、でも明るく楽しくが維持されているのはヨシタケシンスケさんでしょうか。大人も子どもも楽しめる絵本!(というか、大人の方が楽しめるというのが本音かも)

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ヨシタケシンスケさんは、読書会きっかけで知りました。今、おすすめの絵本作家さんですね。


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