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50代は辞め時 人生100年時代を生き抜く早期退職戦略 第1話

57歳で35年間務めた会社を退職〜独立した自分の体験を元に、早期退職とその後の戦法を自分なりにまとめてみました。
読んでいただきたいのは50歳前後のバブル期に企業に入社され、今はポスト不足で苦しんでいる会社員の方々です。
今日は第一回。イントロ。

【だぶつくバブル入社】
かつて「50代は収穫の年代」と言われた。戦後成長期は20代で仕事を覚え、30代で前線を戦い抜き、40代で管理者として組織をまとめ、50代はそれなりのポジションに登りつめ、報酬も然るべく上がり、社会的にもリスペクトを受けられる年代だった。私生活でも子どもは大学か社会人になり子育ては一段落。住宅購入の25年ローンもなんとか終わり、時間に余裕もできるので趣味のゴルフとか年に1〜2回の海外旅行とか自らのために時間を作ることもできる。60歳で定年を迎えたら、年金をもらって悠々自適でもよし、働きたければ会社が嘱託で採用してくれる。
しかし、そんなバラ色のような時代は「失われた10年」と「リーマンショック」という2度の経済危機で崩壊してしまった。
1990年前後に大量採用された通称”バブル世代”は、その後企業が採用を控えた結果、20代で仕事を覚えたはいいが、30代を超えて40代でも”手下不足”で前線にたち続けざるを得ず、50代になったら逆にポスト不足で多くの人が「企業内失業」状態にある。
日本は高齢化、少子化が進み、年金受給年齢は63歳から65歳と年を追って遅くなる。最近は70歳受給開始説も飛び交う。60歳以降再雇用や雇用継続といっても、ほとんどの会社で年収が愕然とするほど減る。要は「これだけしか出せませんが、働きたければどうぞ」と勤め先から突きつけられているのだ。30年以上も忠勤を果たしてきたのに。。

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