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リモートコミュニケーション

リモートワークを3年ほど続けている。チャットやメール、ウェブ会議でのやり取りが多く、これらのコミュニケーションを円滑に行うために、指示代名詞やオノマトペに頼らない表現を対面時にも増して心がけている。

言葉では伝えられない事柄もあるかも知れないが、業務に限っては皆無だと言って良い。正確に伝わらない背景には、伝えようとする者の怠慢、汲んでくれるだろうという甘えが少なからず存在する。無論、彼らは無意識に雑な言葉を選択してしまっているだけで悪気はない。無頓着なだけで罪はない。

不思議なのは、ウェブ越しで上手く伝えられない人たちに限って、電話で用件を伝えるのが好きな傾向にある。電話は音声のみによるコミュニケーション手段だ。相手の姿やパソコンの画面は見えないし、記録にも残らないから振り返って確認もできない。情報が限られているはずなのに雑な伝え方でも何故か伝わったことになっている。

「目は口ほどに物を言う」「百聞は一見に如かず」どちらの諺も、口と耳によるコミュニケーションよりも、視覚によるコミュニケーションの方が有効だと説いている。けれど耳の汲み取る力も馬鹿にできないらしい。


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