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なんでも持ち込みOKの子供会のお泊り会。子ども達の行動

先日、私の町内の子供会では初めてお泊り会というのを行いました。

コロナもあけて、行事が元通りに復活しようとしたときに、今年の会長さんがとても革命的な方だったのです。

今までは歓迎会は町内の施設でみんなで映画を観てお菓子を食べて終わりだったのですが、1~6年生がみんな楽しめる映画というのはなかなかないし、役員のお母さんも2,3名が付き添う程度。
映画に飽きた子どもたちは騒ぎまくり、正直私の子ども達は嫌がっていました。

それを会長さんは長年みていたので(子供が多いのです)色々変えることにしたそうです。

もちろん、私はザ・子ども会大好きで育ったので、当時は新入生歓迎会から市の縄跳び大会、七夕まつりに夏のお泊りキャンプ、クリスマス会にサヨナラボウリング大会など経験していました。

町内初のお泊り会ということで、お母さん全員が集まり、計画書を読んだのですが、、、
・持ち物:携帯、ゲーム機なんでも持ち込みOK(名前記入、他人には貸さないこと)

ええええ!!!

思わず叫んでしまったのです。

私はせっかく子ども同士お泊りできるからテレビもゲームもない中で色々レクリエーションをしたり、料理をしたりをするんかなと思っていたからです。

会長さんは「知らない場所で不安になるかと思う。普段持っている携帯やゲームを持っても良いんじゃないか」という考えでした。

しかし、ゲームは持っている子と持っていない子の差が出やすいもの。
現に私の家ではスイッチは昨年解禁にしましたが、それまでは持っている子をすごくジーとみていたりしたので、ほかの子が嫌な気持ちになったりしないだろうか心配になったのです。


当日


私の子供会は男女合わせても15人くらい。
そのほとんどが兄妹がいる子です。だから世帯は数えるほど。

男子はやはりスイッチを持ってくる子を多く、一つのスイッチにほかの子たちが集まってみている感じでした。
女子もおしゃべりしたり、スイッチみていたりと外には走り回れるひろばがあり、館内もとても動けるくらい広いのにそれぞれ隅に固まっている感じ。

(これって楽しいんかなぁ・・・)と私は夕食の準備をしていました。

しばらくすると、みんなの笑い声が聞こえるから「何?!」と思ってホールを見ると、みんなが輪になって、ハンカチおとしをしていたのです。

自分の娘に「どうしていきなりみんなで遊びだしたの?」って聞くと

「誰かが、遊びたいって言いだして、じゃぁ広いからみんなでできるやつやろうって始まった」

そこからは面白いもので、一年生は小さいから鬼はケンケンでハンデをつけよう。
だるまさんが転んだするから、みんなで椅子を片付けよう。
他にみんなでやりたいものがあれば一緒にやろう→鬼ごっこで外に出る

など、自然と上級生がリーダーシップをとってまとまって行動し始めたのが、なんとなく込み上げてくる嬉しさを感じたのでした。

私は幼い子がいるのでお泊りはできませんでしたが、翌朝迎えに行くと、やっぱりもう一度やりたいとみんなでハンカチおとししていました。

なんとなく、制限をつけないと個々になっちゃうから親がある程度決めないとと思いがちですが、子どもは子どもだけでしっかり場をみて楽しんでいるなと思った出来事です。

ちなみに娘はなぜかゲームボーイを張り切って持って行ったのですが、一度も出しませんでした。

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