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ワクチンだけがイシューではない 「番犬役」の重要性


Xでのディスカッション

 K - Kazumi Tanikawa 氏が、マイケル・ヨン氏および我那覇さんと厳しめのディスカッションをしていました。
 私は最初、どちらかというと我那覇さん側でそれを見ていたのですが、詳細を追ったところ、K - Kazumi Tanikawa 氏の方に筋が通っていると考え直しました(言葉選びにやや難があるとは感じます)。

重要と思われる点

 特に5月8日のK - Kazumi Tanikawa さんのXスペースでの主張は重要と考え、内容を下にまとめてみました。
 この発信では私が現在の反ワクチン運動に感じていた不安も明確に指摘されており、大筋において納得できます。(スペースのリンクは下掲)

  1. 我那覇氏は「善悪二元論」と言うが、そうではなく、自分は「二項対立」(トランプとその他)の話をしている。

    • トランプ、バイデン、RFK Jr、また民主党、共和党の全てがグローバリスト側であるならば、トランプが大統領就任当時から現在までの時間をかけてプロレスをやる必然性がない。

    • トランプがグローバリスト側ならば、なぜ彼は敵がいることをわれわれ(民衆側)に気づかせたのか。

  2. 全員がグローバリスト側に完全に統治されているなら、われわれの抵抗は全て無駄である。

    • われわれ側の味方が誰もいないなら、なぜ今の時代に反グローバリスト活動ができているのか(味方がいるからこそ民衆レベルの活動ができている)。

    • トランプが戦っているから、われわれとグローバリスト側との間に拮抗が生まれ、現在もその拮抗が保たれている(K氏の見解)。

  3. ワクチンを打たないと決めた後は、どうやって政府の強制・悪政を正すのかにシフトしていく必要がある。なぜシフトしないのか?

    • 日本人の反グローバリスト運動は、未だにグローバリスト全体ではなく、その一つの形態であるワクチンの問題に終始している(まだ知らない人間にその情報が届くことは歓迎する)。

  4. われわれは誰が何を言っているかを知った上で、その人を活用すべきである。

    • 我那覇氏が、トランプ(を含めた全員)は反グローバリスト側であるという認識でWCH議連の活動を行っていることを、われわれ(反グローバリスト側)は知っておく必要がある。

    • 自分(K - Kazumi Tanikawa 氏)は運動それ自体の邪魔はしないが、誰が何を言っているかを発信していく。

マイケル・ヨン氏のポスト

 マイケル・ヨン氏のポストをいくつか見てみました。
 ヨン氏はワクチンを国民に推奨しているという理由から、激しくトランプ氏を非難しています。その意見に妥協性はなく、確かにK-Kazumi Tnikawa氏が言うとおり、反トランプの意思は強いようです。

◆マイケル・ヨン氏のポスト動画「トランプ、バイデン、RFk Jr、皆同じ主人に​​仕えています」

◆K - Kazumi Tanikawa 氏による和訳と意見(今回の発端になったポストのようです)

◆上画像の元ポスト

 マイケル・ヨン氏の態度は一種アメリカ的だなと思いますが、あまり知性的ではありませんね。
 問題の時系列や状況、影響など、種々の要素を検討すれば、ワクチン政策のみをもってトランプがグローバリスト側であるという断定は、軽々にはできないと考えます。

我那覇氏のポスト

◆我那覇真子氏によるK - Kazumi Tanikawa 氏への反論?ポスト

ジャーナリストは正論を手放してはならない

 我那覇さんは私がずっと応援している方なのですが、今回は明らかにおかしいですね。二元論なんて、それまで全く出てきていない話です。
 彼女は正論よりもヨン氏との関係性を優先したのかもしれません。だとしても、静観していればいいだけのことで、わざわざこの発言をする意図が理解できません。
 聡明な人だと思っていたのですが、一体どうしてしまったんでしょう?
 水島総氏との関係もまだ修復されていないようですし、参政党との関係も続いているようですから、ちょっと気になります。

 個々人にそれぞれの考えがあり、立場があるのは理解します。
 しかし、正論を手放すのはジャーナリストとして致命的です。
 今や反グローバリズムの旗手の一人となっている我那覇さんですから、本道に戻られることを願っています。

* * *

K - Kazumi Tanikawa 氏の主張から

 日本における反グローバル運動は、現在、及川幸久氏や原口一博議員がワクチン以外での活動を広めています。
 K - Kazumi Tanikawa 氏の言う「ワクチンのみに終始している」は正確とは言い難いのですが、反ワクチンに比べると、それ以外の問題についてはまだまだ僅かな波でしかないことは事実です。

 大規模な反ワクチンデモが起こっても、反岸田デモは小規模なまま(増えてはいますが)です。
 心療内科に通う人々の間からは安楽死を望む声が年々強くなっていますが、カナダの安楽死実情と、それに伴っての臓器移植手術の激増はあまり知られていません。
 日本の軍備拡張と核武装を望む声は「保守派」に支持され、軍拡のためなら増税もやむなしという空気が醸成されていますが、核保有を口にした日本の国際的立場がどうなるかは、ほとんど誰も提示しません。
 これを明言したのは、私が知る限りでは原口議員ただお一人です。

 K - Kazumi Tanikawa 氏の言う「番犬」の数と声が圧倒的に足りていないと感じます。

 私がこうしてNOTEを書いても、見て下さる方はほんの数人、最後まで記事を読んで考えて下さる方はその10分の1以下でしょう。
 もっと広い角度で問題を見、その根幹を取り除かなくてはならないのに、進もうとする人々の的とするものが狭いまま、時間が過ぎているのではないかと感じます。
 しかも、進む人々を先導する者の中には、伊藤貫のような者がいる。
 道筋が間違っていないか、信じたことが本当に正しいのか、何度も確認する必要があります。

* * *

関連ポスト

 以下は、今回に関連するK-Kazumi Tzmikawa氏のXポストです。
 マイケル・ヨン氏のポストを英訳して紹介したポスト(上掲の画像はその一部)もあります。

◆問題は、有名な人が「番犬役」をやっていないこと

「番犬役」の重要性。確かに有名な人が軒並み口をつぐんでいるのが日本の現状と感じる。

◆なぜトランプがワクチン批判をしないか(Xスペース)

◆マイケル・ヨン氏のポストの和訳とそれに対する意見

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