バリスタの仕事と機械の進化

こんばんは☺︎

機会があり業務用コーヒーの
全自動マシーンについて説明していただきました。

全てタッチパネル操作で、
粉の量、ミルクの量、フォームの割合や
硬さまで調整できる代物。
ちゃんとした全自動マシーンは、このフォームドミルクのレベルがかなり高い。

バリスタは、お豆の個性が引き出せるような
数値を調整。

今回はこの機械がどうこうという話ではなく、興味深かった担当者さんのお話について。

「バリスタと機械が共存できるような提案」

今って、エスプレッソはもちろん、

◯全自動のハンドドリップマシーン
◯全自動のスチームマシーン
◯ラテアートマシーン

みたいなものも出てきていて、

細かい数字で設定できる上、
味覚に影響するチート的な機能もあったり。
理論とか数値とかではもう
叶わない領域もきっとあって。

一方で人間が優っている箇所は、
お客様とのコミュニケーションからくる好みの調整とか
接客を通した価値の提供とか、
思考とか経験値の部分だろうなと思っていて。

バリスタとして働いたり、思いがあるほど
人間vs機械
みたいな対立構造にしてしまいがちだけど、
(少なくとも私は、機械に仕事取られちゃうじゃん!みたいな気持ちになります。)

機械屋さんとしては
そうではなくて、
バリスタのサポートとして導入することで、
バリスタの選択肢を広げる。

例えばラテのスチームミルクは作ってもらうけど、
その分生まれた時間で、バリスタはお客様と手をとめて会話ができる。
できあがったミルクを手に取り、
目の前でラテアートパフォーマンスをする。
みたいなこと。

この先どんどん技術も発展して、
バリスタを超える1杯が
一台で自動で淹れられてしまうのかもしれないけれど、

そうではなくて、
バリスタの価値を最大限に活かすという考え方。

なぜなら、人が関わってるからこそ
“サービス”としてお客さんに喜んでもらえるから。

確かに、私がリピートしたくなるコーヒー屋さんは
・常に緻密で完璧で美味しい1杯を出す機械があるお店

ではなくて、

・素敵な空間と味と時間を提供してくれるお店

であって、もし後者のお店では
コーヒーのポテンシャルが90%しか出せていなかったとして、
それでもその店が好きだし通いたいなと感じる。

そして、もう一つ面白い視点としては、
結局機械を操作するのも購入検討するのも人間なのだから、

バリスタの存在意義に喧嘩を売ったりしないで、
バリスタとしての仕事や価値の余白を残すことは
ビジネスとしての販売戦略としても
面白いな〜と思ったり。

そんなことを聞いたり考えたりしました。

長々と読んでいただきありがとうございました。

それでは、良い1日を!

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