見出し画像

今更VIVANTを見た話とU-NEXTについて

10月末から数日間でVIVANTを一気に観た。まず前提として私は国内ドラマをほとんど見ない。そんな私が久しく国内ドラマを観た感想を今更だが書いていく。

物語の冒頭、砂漠を堺雅人がさまようシーンから始まる。まずこの時点でお金がかかっていることはよくわかった。砂漠のシーンは、モンゴル砂丘で撮られているらしい。ただ目が肥えてしまった私は砂についた足跡の位置が前後でバラバラなのが少し気になってしまった(笑)
そんなことはどうでも良く、この作品、第一話ははっきり言って面白くない。とにかく謎が多く、視聴者は何もわからず、ここでギブアップする人もいることだろう。しかしこの作品は1話で断念してしまってはもったいないのだ。後々明かされる乃木憂助の秘密は想像を絶する。一度引き込まれたらあとは続きが気になって仕方ない。このテイストは海外ドラマのようだと思った。
キャストは日曜劇場お馴染みのメンツ。二階堂ふみはかわいい。
全編通してシリアスなストーリーだが、さすが日本のドラマ。色恋も忘れない。堺雅人と二階堂ふみはかなり歳の差があるはずが、堺雅人が若すぎて違和感がない。目玉焼きのシーンに注目が集まっていたが、私は調味料の話ではなく、暗に一夜を共にしたという表現に感激した。直接的な描写ではなく、寝巻きで髪を解いた二階堂ふみが、二人が夜な夜な愛し合ったという想像の余地を残す。海外ドラマなら1分弱のセックスシーンが挿れられるところだろう。この極めて日本的な美徳には驚かされた。
VIVANTこと別班。英国のMI6のようなものであるらしいが、物語の雰囲気というかストーリーの主軸にあるのは結局007映画である。組織のトップは女性でM(ジュディデンチ)のようだし、簡単に人を殺してしまうあたりも00エージェントが持つ殺しのライセンスのようなものだ。
そして何よりこの作品で私が注目してしまったのは、女性ハッカー役の飯沼愛。この女優さんが可愛い。そして愛用するキーボードはリアルフォース。私と同じではないか!それはさておき、ご送金の手口はJavaサーバーの改ざんだったわけだが、わざわざハッキングしてるのにソースコードにコメント残すかよ!とつっこみたくなる。記憶が曖昧だが、「このシステムを破るのは困難。安心してください、私が作りました。」みたいなセリフがあって、これもベン・ウィショーのQだよな。
終いには父親と対決することになる。

色々書きたいが手短にまとめる。
このドラマはすごいお金かかってる。日本のドラマ全てがこの水準で作られるべきだと思う。そうじゃないとこのサブスク時代、みんな離れていくぞ。
そして物語の根底にあるのは007でありメタルギア。
続編たぶんあるんだろうな。日本のドラマ、ワンシーズンで大体終わるけど、何シーズンもやっていいんだぞ。

そして最後に、一つだけ言わせて欲しい。U-NEXTは酷い。こんなにパフォーマンスの悪いストリーミングサービス初めて。サーバーサイドで輻輳しまくり。今回は無料期間で終えたが、絶対に2,189円も払って使う価値はない。せいぜい500円。さっさとサービスの質見直した方がいいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?