父と8歳息子の東南アジア&アフリカ旅行~ビビリながらナイロビ②~Vol.9

ナイロビ2日目。

ホテルの朝食は期待していなかったがしっかりしており良かった。

下の写真のセット+トースト。味付けもクセがなく全て美味しかった。

サツマイモがすごく甘くて美味しい!!


ボリューム感のある朝食

朝食後はUberを呼んで、KICC (kenyatta International Conference Centre) へ移動。

ナイロビでの初めてのUBERはちょっと緊張した。

息子と「悪い運転手が来ませんように!」と声を出して祈ったが、まあ来る訳も無くそれ以降も全く問題なく使えた。

GrabやUber は一度使うと便利すぎて感動する。

クレジットカードを登録すればキャッシュが必要ないので、特に海外では無駄な両替えをしなくて済むのが本当に助かる。そして運転手の評価に影響するためか車も綺麗。

ミネラルウォーターのサービスがある運転手もいた。

特に今回訪れたタイやマレーシア、ケニアなどでも既に人々のインフラとなっているので、もはや使わない旅行の方が考えられない。

さて、KICCは1973年に国際会議場として建てられた 36階建ての円柱形のビルである。

展望台に上がるとナイロビの街が一望できると聞いていたので、上ることにする。

大人400シリング、子供200シリングを払う。

セキュリティにいる女性の軍人が、降りてくるまでどちらか一方のパスポートを預かると言う。そういうシステムらしい。

台帳に記名した後、一瞬迷ったが息子のパスポートを渡す。

「あの軍人さんが逃げたら日本に帰れないよ」と息子に言うと真剣に不安がっていた。

もちろん問題なく帰るときに返してもらえた。

27階までエレベーターで、そこから階段を数段上ると屋上の展望台に出る。

若干の欧米人観光客がいてホッとする。


空が青く、近い

写真では分かりづらいが、実際の空はもっと青く、そして近く感じる。
雲が間近に迫ってくる感じがする。思っていたより綺麗だ。

ナイロビは既に都会の街だが、建設中のビルも多く更に発展していく。

しかし遠くに目をこらすと、境界線がはっきり分かるくらい赤土のサバンナが拡がっている。きっと地方との格差は大きいのだろう。

タワーを降りて、お土産の購入で有名なHilton Arcade へ向かう。

写真で円柱形に見えるHilton Hotel の地下に、安くて種類の多い土産物屋が数件あるとガイドブックに書いてあった。

歩くのは怖かったが、昼前の明るい時間なので問題はなかった。
ただ路上では歩いている旅行者を本当に見かけないので、我々は目立つ。

あちらこちらで「チャイナ!」「チンチャンチョン!」(=中国人を馬鹿にする蔑称) と声を掛けられる。

現地の子供が、息子の事を不思議そうに見ている。
初めてアジア人の子供を見たのかもしれない。

「アイツ、めっちゃ目小せえけど見えてるのか?」って言われてたりして・・・。

16年前、僕がバックパッカーで旅をした時はイランで何度か馬鹿にされた。目を吊り上げた動作をしてからかわれたり、物を投げられたりした。

特に傷つかなかったけど、「これが人種差別って奴か」と感じた。

物乞いも多い。息子と同じ歳くらいのストリーチルドレンは、ぼろぼろの服を着てスーパーの前に立ち、出ていく客に金や物をせびっている。

滞在中、渋滞待ちの車のドアを開けて物を奪おうとしたり、奪えないと分かると車の屋根の上に乗って暴れて騒ぐストリートチルドレン達も見た。やはり今まで訪れた国とは違う。

ストリートチルドレンがなぜ存在するのか?
地方から出稼ぎにきたはずの労働者が十分な仕事にありつけず、結果その子供達が捨てられたり、ギャング化していく事が理由の一つとしてある様だ。

息子は彼らを見てどう思ったのだろうか。

Hilton Arcade で土産を購入した後は、近くにある「Teriyaki Japan」へ。 
ナイロビに行った日本人旅行者は必ず行くであろう、丸亀製麺を運営するトリドールが運営しているレストランだ。

普通のうどんが食べられると思って、うどん好きの息子は喜んでいたが、実際はテリヤキ味の焼うどんだった。(Vegetable Fride Noodles = 290 シリング)

うどんではなく、メインは照り焼きグリルチキンのようだ。
店内はお昼時という事もあってか、かなり混みあっていた。

Vegetable Fride Noodles
teriyaki JAPAN 

その後はスーパーで買い物した後、暗くなる前に急いで部屋に戻りこもる。

夕食は当然外出せずホテル併設のレストランへ。
息子のボロネーゼは完全にケニア風で残念な感じだったが、僕が頼んだ白身魚のグリルはすごく美味しかった。

ライスかパンかウガリが選べたので、もちろんウガリを選択。
ウガリは、ケニア人が食べる主食でコーンミールやキャッサバの粉を湯で練って作る。


ボロネーゼではない
白身魚のグリル


ウガリ

ボロネーゼ ケニア風: 350

白身魚のグリル: 500

フレンチフライ:記録忘れ、多分150くらい

TUSKER: 250

フレッシュ フルーツジュース: 150

計: 1,400シリング

やはり日本よりは安いか。

朝食もそうだったが全般的に料理が美味い。
安ホテルのレストランでも普通に美味いから、おそらくナイロビではある程度のお金を出せば、かなり美味しいものが食べられるのだろう。

ナイロビにはこの後アンボセリとマサイマラから戻ってきた後に、それぞれ一泊した。

その時は少し贅沢をしてWest Land エリアの「Hotel Emelard」 (7,000シリング/泊 位) に泊まった。ここの併設のレストランの中華が絶品だった。

名前はIndian Restaurant だが写真のような中華を食べることができた。


鶏肉とハニーのブラックペッパー炒め

受付の対応も良く、スーパーも近い。

冷暖房完備でホットシャワーも完璧に出るので、ナイロビではHotel Emelard がおすすめです。


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