SARSと新型コロナウイルス比較、現状確認、および感染対策

ニュースで見聞きした情報を素人の見立てでまとめただけなので、丸ごと鵜呑みにはせず、あくまで参考までに。

SARSと新型コロナウイルス比較

・SARSより潜伏期間が数日長め
→感染してもなかなか気づけない

・症状の悪化が緩やか
→咳が出ても軽症だと感染を自覚しづらい

・致死率は低く見える
→これから上がる可能性もあり最終的には不明

・高齢者の致死率が高いのは同じ
→若い人は自然に治るのも同じ

・SARSの時とは違い、薬が見つかりそう
→ただし抗ウイルス薬にすぎない

元気な人や暴露量が少なかった人は、感染しても軽症で済むことも多いようで、風邪やインフルエンザと似たような感じで対処して終わりになります。これはSARSも同じ。

加えて潜伏期間が長く、症状が緩やかに悪化するようなので、抑え込みはSARSよりも格段に難しいと思われます。人の往来が増える春節のタイミングとかぶったのも、SARSより不運なタイミングでした。

なので感染力が高いかどうかはわかりませんが、人から人への感染も確実のようなので、同等以上と考えてよさそうです。

致死率は最終的な数字として見ないといけないので、現在入院中の人をどれだけ救えるのか次第。SARSと同じく高齢者の致死率がかなり高く、若者はほとんど重症化しないようです。

現状の数字で致死率が2~3%程度となっているのは、病原性がSARSより弱いからなのか、医学の進歩によるものかは不明です。入院患者が多く、症状の悪化が緩やかであることを考えると、まだ死者数が増える可能性はあります。

薬は既存の抗ウイルス薬が効くという報道も出始めています。ただ抗ウイルス薬というのは、細菌を直接殺す抗生物質とは違い、ウイルスの増殖を阻害するだけのものです。

例えばインフルエンザの薬は、インフルエンザウイルスの増殖を止めることで、症状の進行を止められるものの、既に体内で増えたインフルエンザウイルスを殺すのはあくまで自分の免疫です。「薬を飲んでも治るのが1日早まるだけだよ」などと言われるのはこのためです(インフルエンザは重篤化して命にかかわる可能性もあるので、その言いようはどうなんだと思いますが)。

ですので既に肺炎で重篤な症状に陥った人が、薬を飲んでたちどころに治るというわけではありません。そもそも薬の効果もまだ不明なので、どこまで効くかわかりませんが、よく効く薬があったとしてもその程度だということです。

新型コロナウイルスの感染予防対策は?

新型コロナウイルスは飛沫感染すると考えて間違いないようですが、対策はインフルエンザと同じで構いません。マスクの着用、うがい、手洗いです。

万全を期すなら、手以外にも付着している飛沫の可能性を考慮してください。外出後はうがい、手洗いはもちろん、肌が露出している顔なども石鹸で洗うのが安全です。

飛沫が付着しているであろう部分を触った手で食事する、というのも危険です。手洗い後にマスクを素手で掴み取ってから食事する、などという順番ミスをしないようにしてください。

これらをきちんと把握していれば、もし新型コロナウイルスが蔓延したとしても、インフルエンザと大差ないものと考えて対処できると思います。特に注意すべきは乳児や高齢者への感染です。万が一自分が感染したら、予防時以上にきっちりマスクや手洗いをして、他の人に飛沫を飛ばさないようご注意ください(繰り返しますが、インフルエンザ対策と同じです)。

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