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聞いたことのない、悲しみたち。


1ヶ月ぶり位の更新になるだろうか。5月ももう半ば。2021年もとうとう折り返し。ついこの前紅白を見て、除夜の鐘を聴いたばかりなのに。早いものだ。去年の夏の暑さなんかもう忘れている。

今の職場に転職してからも半年が過ぎた。うつ病を患った後から本当に仕事が続かなく大変だった。なぜかというと、ころころサイコロを転がすような日々だったからだ。出た目が変われば、そこにいる意味が分からなくなっていた。そしてその意味を探したくて仕方なかったからだ。でも今は、もうサイコロを逐一転がすこともなくなったし、もうポケットに入っていないかもしれない。この仕事なら、私の生活を大切にしながら、目標をもち、前向きにコツコツと暮らしていけると思えるからだ。
そして目に見えるものも、見えないものにも、そこにある何かに意味をつけよう、意味がなきゃいけない、そんな考えはもう私にはないのだ。

意味など、ない。
大袈裟な意味などないのだ。
ただ生きていくためで、欲しいものを買うためで、食べたいものを食べるためで、飲みたいものを飲むためで、行きたいとこに行くため。シンプルなことばかりだが、そんな事ばかりでいいのだ。それが結局は、生活だから。25も目の前にすると、今までは"どうでもよくなかった事"たちが、"もうどうにでもできる事"になっている。

大切なものは手の中に残り、そうじゃないものは、溢れて床に落ちるだろう。


私の知らない、聞いたことのない悲しみや寂しさが、きっと沢山あるんだろうなー。
と、さっきふと思った。

これは母の後ろ姿を見て、
よく潜在的に思ってきたことだった。

欲しかった椅子が届いた。
欲しかったテーブルが届いた。でもテーブルは初期不良だったから天板だけ再送してもらうことになった。最近は、烏龍茶をよく飲む。卵がきれそうだから後でスーパーに行こう。

あー、大きな段ボール、
また片付けるの嫌だなー。


そしてまたふと浮かんだフレーズ。

自分のしたくない事を押し付け合うような、
結婚は、したくないなー。

虫の退治、私はできる。

「きゃーーー!虫ーーー!」


なんて可愛らしさ(?)はない。
虫からしたら、人間の方が怖いはず。

Chasing Cars /Snow Patrol

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