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波が消え、時が薄れ、空がつながり、また色が現れたとき。


昨日のことだ。
ちょうど3年前に長く付き合っていた方に別れを告げた。自分のうつ病が最も深刻だった時だった。東京から北海道に戻ってくるよう両親に強く言われ、やむ無く帰郷した時だった。帰郷した後、今後の彼とのことを考えたが、当時の私には何もかもが難しかった。ずっと隣にいてほしいと思える人だったけど、当時の私には自分自身のことすら支えられなかった。悔しかったけど、彼のためにも、彼の時間を奪い続けることも苦しかったので、話をしてお別れをしてもらった。


それから3年。私は25に、彼は30に。


お互いのSNSは見ないようにしようと約束をして別れたが、昨日突然、彼からフォローがきた。何かの間違いなんじゃないかと思ってフォローを返すか返さないかで相当悩んだ。
間違いかもしれないと思い、メッセージを送信した。
「??誤フォロー?」と一言。
そうすると、彼から返信が来た。
「いや違うよ。単に、いろんなことで共通点があったし、これからは誰よりも大切な友達として、繋がっていたいって思ったからフォローしたよ。」そう返信があった。

そこからこの空白の間にあったことだったりを
少しだけ話をしたりしている。


わたしも、きっとどこかで、こういう距離感になれることを
望んでいたのかもしれないと思った。
色褪せた時間が色づいたような感覚だった。
ずっとモヤモヤしていた気持ちの核が何なのか判らなかったけどやっと今それがわかったような気がしている。


とても、良い友達になれるような気がしたし、
とても良い友達だ。


勇気をだして歩み寄ってくれたことに、感謝している。
無関係になってお互いの幸せを願わなくたって良かったんだ。
やっと私の時間が動き出した気がする。

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