夕方から夜の電気代も抑えたい。

「電化上手」の深夜料金が、もはや決して安くないことは昨日までの考察で分かりましたが、昼間から夕方、夜にかけてどうなのかを、「スマートライフプラン」「お得なナイト10」と比較しながら検証します。

電化上手(夏季)の昼間料金は、38.72円/kwhとベラボーに高いですね。お得なナイト10の昼間もそれに準じて34.65円/kwhと高いです。

 しかし、「電化上手」では、夕飯の支度時間となる18時以降は、25円/kwh程度に下がり、電気の掛かるIHクッキングヒーターの使用を促しています。

 一方で、オール電化住宅以外のソーラー発電+ガス併用の家では、「お得なナイト10」により、割高となる朝や夕方から夜の時間をガスコンロを使用することで、過剰な電気の使用を控えることが可能となります。
 「お得なナイト10」では、思わず油断してIHコンロなんかをガンガン使用すると、東電のお得意様となりますので、ある意味ご注意くださいませ。

 上記「電化上手」、「お得なナイト10」のいずれのプランにも共通するのは、ソーラー発電を設置していれば、炎天下の昼間は自家発電により賄いますので、昼間に高い電気を購入することを避けることができるという点です。

 ところが、マンション等に多いソーラー無しオール電化住宅ではそうはいきません。「電化上手」で夏の炎天下にエアコンを入れると、38.72円/kwhの最高に高い電気を大量に買うことになるため、東電のお得意様にはなれますが、家計が火だるまになります。うーん、痛し痒しです。

 その場合、昼間料金が高い「電化上手」は避け、ピーク時の料金が抑えられている「スマートライフプラン」を導入し、対抗する方がよいかもしれません。

 また、新電力への切替も積極的に検討すべきかもしれません。

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