大味の野球って良いの?悪いの?

今回は、弁証法を用いて「大味の野球は良いのか?悪いのか?」について書いてみます。


テーゼ:大味な野球を増やすため、テラス席を導入

近年、福岡ソフトバンクホークスや千葉ロッテマリーンズ等はテラス席を導入してきました。これにより、ホームラン数は増加し、ファンはより興奮できる試合を体験できるようになったと思います。
また、ナゴヤドーム等はホームランが出なさ過ぎて、ロースコアゲームが続き、勝ってもつまらないというコメントも見たことがあります。
もちろん席数を増やしたり、広告収入を増やしたりできる側面もあるため、「ホームランを増やしたい」という意図だけではないだろうと思います。

アンチテーゼ:大味な野球を減らすため、シフト禁止

近代野球は守備シフトの影響により、三振と四球と本塁打が増えているという話があります。これは、シフトの網に引っ掛からないように、思い切ってホームランを狙おうということになります。
この結果、選手が守備・走塁で魅せる場面が減ることで、野球の魅力が減っているのではないかということです。確かに、「ただのホームラン競争」よりも「繋がる打線」の方が面白かったりするので、確かな意見だと思います。

参考リンク:守備シフトは禁止すべき?「いかに野球を生き返らせるか」監督たちが議論

ジンテーゼ:テラス席の導入しつつ、シフトは制限する

ホームランが増えたとしても、「三振かホームランか」にならなければ問題にならないのかなと思います。そう考えると、日本野球は丁度良いくらいに近づいているのかなと私は考えています。
強いて言うなら、札幌ドーム・ナゴヤドーム・甲子園あたりはテラス席等で球場を狭めても良いんじゃないかなとも思いますね。


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