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行動変容で生き方が変わるかもしれない話 〜 COM-Bモデル/ワーカビリティMCOモデル 〜

MCOモデルやCOM-Bモデルは、私自身も詳しくない行動科学の領域ですが、ネットサーフィンしていて気になったので少しまとめてみます。
(間違っていればすみません。)


行動科学とは?

Wikipediaによると、下記のように記載されています。
行動を科学的に研究し、理論化しようとする学問のようです。人が行動する理由が分かれば、自分/他者の行動を促すことも出来ると考えると、面白いなと個人的には感じます。

行動科学(こうどうかがく、英語: behavioural science)は、人間の行動を科学的に研究し、その法則性を解明しようとする学問。心理学、社会学、人類学、精神医学などがこれに含まれる。包含する学問分野は社会科学と重なる部分が大きいが、社会科学が社会システムの構造レベルの分析が中心であるのに対し、行動科学では社会内の個体間コミュニケーションや意思決定メカニズムなどに焦点を当てる(例:心理学、社会神経科学)。

行動科学 - Wikipedia

COM-Bモデル

今回紹介する行動変容のためのCOM-Bモデルとは、以下のような内容だと認識しています。
私の認識は、「行動(Behavior)を変えるには、活動に参加する個人の身体的/心理的な能力(Capacity, Capability)、行動を可能とする外的な機会(Opportunity)、行動を導くために意識的/無意識的な刺激を与える動機付け(Motivation)の3つの内、最低1つを変更する必要がある」です。また、Behaviourだけでなく、Capacity/Opportunity/Motivation自体が相互に影響しあうこともあるかと思います。
例えば、良い学校に行けば優秀な教員に囲まれたり、高い研究リソースを割り当てられたりするかもしれません(物理的機会)。また、そこで知り合う仲間に影響されるかもしれません(社会的機会)。これらはOpportunityに影響を与えるため、環境が変わります。環境変化が直接行動に影響を与えますし、心理面でも変化があります。
心理面の変化は環境変化以外でも生じます。旅行や仕事の計画を立ててみるとそのように行動したくなったり(反射的動機付け)、マズローの五段階欲求説に基づいて衝動に駆られることや道徳心に従って行動を抑制することがあるかもしれません(自動的動機付け)。また、勉強等で能力を高めることで、自然とその能力を活かしたいと考えることになるでしょう。もちろん、行動自体が心理面の変化を促すこともあるかと思います。
続いて、能力の変化についてです。運動等をすれば筋力が身についたり健康になったりして出来ることが増えますし(身体的能力)、座学で勉強したりすれば世の中をより深く理解できるでしょう(心理的能力)。また、動機付けが非常に強い人は自ずと能力も高まっていきます。ワークショップへ参加する等の行動を通じて、能力自体が発展することもあります。この能力を活用することで、業務内容をより高度化させたりできますし、車の運転が出来ない人が免許を取れば活動範囲の拡大にも役立ちます。
個人的には行動を変えたいと思うことは多いので、今後は能力・機会・動機付けのいずれかを積極的に変えていきたいと思います。

行動変容のためのCOM-Bモデルの一例
(参考:A brief introduction to the COM-B Model of behaviour and the PRIME Theory of motivation)

MCOモデル

どうやら、社会福祉試験に「MCOモデル(ワーカビリティ)」というものがあるようです。同じことを言っているように思いましたが、厳密には違いがあったりするのかもしれません。
パールマンという方が、「診断主義(心理的側面に焦点を当てる=動機付けメイン(?))」と「機能主義(クライアントの成長を促す=能力メイン(?))」を統合(止揚)したということだと思います。

最後に

素人のまとめなので、気になった方は各自で調べて頂けると良いと思います。
私は調査中に見つけた「パールマンの4つのP」が気になったので、時間がある時にまとめてみたいと思います。



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