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1年に数回だけの貸切サーフィン

サーフィン、なかなか上達しない自分と根気強く付き合いつつ、パドリングとテイクオフが少しずつできるようになった頃から、波のサイズが上がらない無人の海で、すごく優しい波を楽しむことができる日がある。年に3回?…2回くらいかも。とにかく優しくて、でもしっかり押してくれる小さな波をたった1人で、貸切サーフィンを満喫することができる日がある。

自分が入らせてもらっているビーチは、斜面を下ったところにあるため、崖の上から波の状態をチェックすることができる。だから、ヘタクソなりに自分が何本か乗っている様子を見れば、小波最強重鎮さんがどどーんとやってきたりするのだが、ほんとにどういうわけか、ずーっと貸切状態を楽しめる日があって、そんな日の幸福感があればたいていのストレスは忘れてしまう。

多分、上手な人には物足りない波だから、誰も入ってこないんだと思う。だけど、自分の姿を見て、自分と同じくらいのビギナーさんが入ってきたとしたら、こちらから挨拶をして、波を譲ってあげたいと思う。どどーんとさんにハジキ出されることは日常だけど(笑)、そんな現実ともうま〜く折り合いをつけながらやり過ごしてれば、たまにはご褒美のような波に恵まれることもあるのがサーフィンなのかもしれない。

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