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米株式相場はすでに底入れ?先行指標のラッセル2000が示唆

米国の小型株で構成するラッセル2000株価指数が堅調です。同指数の構成銘柄には内需系銘柄が多く、米景気動向を先行して織り込むとされる指数です。


チャートでは中長期の上値抵抗線を上回ってきており、米株式相場はすでに底入れしたことを示唆している可能性もあります。


ラッセル2000は今年に入り、7.4%上昇と、S&P500種の4.7%を上回っています。ラッセル2000はS&P500など主要株価指数に対し、先行性があるとされています。


今回の下落相場が始まる前の2021年11月にラッセル2000は過去最高値を更新し、下落局面に入りました。S&P500やダウ平均が22年1月に過去最高値を付ける2カ月前です。


また、今回の弱気相場では22年6月に暫定の安値を付けました。ダウ平均の暫定の安値は昨年9月、S&P500は昨年10月。
このまま米株式相場が戻り基調を強めれば、ラッセル2000の底入れは主要株価指数よりも4カ月程度、先行していたことになります。


ラッセル2000の動きは、中長期の上値抵抗線での攻防となっているS&P500種が遅れて上抜けてくる兆候と捉えられるかもしれません。


その場合、米国株はすでに底入れしているとの機運が一段と高まりそうです。


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