駄洒落番長の城🏯を知ろう② 高松城〜先ずは殿の別荘 "栗林公園"へ
大病した母の「死ぬ前にどうしても行きたい所」に連れていく年1回の企画は、3年目に入りました。
1年目は青森県の三内丸山遺跡、2年目は秋田県の大湯環状列石でした。
そして迎えた3年目、私はこのような会話を覚悟していました。
私「今年はどこに行きたいの?」
母「縄文遺跡の次は、やっぱり弥生遺跡だね。」
私「…だよね。やぁ良い、良い」
母 ??? スルー
ところがどっこい、母が指名してきたのは、、、
イサム・ノグチ庭園美術館
???
イサム・ノグチの名前は知っていましたが、その美術館って、何処???
それは、香川県にありました。
ひゃぁ、今度は四国かぁ、、、
まずはGoogle mapで位置関係を確認し、高齢者向け旅行プランを立てていきましょう。
母が予約した朝10時からのイサム・ノグチ庭園美術館の見学ツアーに行くには、高松で前泊するのが良さそうです。
岡山駅から🚃で瀬戸大橋を渡り高松駅へ。
移動はなるべく短く、駅前のJRホテルクレメント高松に宿泊することにしました。
駅に到着してすぐにチェックイン!
はぁ、楽ちん。
さぁ、お部屋につきましたよ。
わぁ、❤️❤️❤️
老母の移動を重点に置いていたため、大した期待も事前のリサーチもしていませんでした。
思いがけぬ窓からの大パノラマに大感激!!
お茶🍵をすすりながら、🚢の出入りを見ていたら、時間があっという間に過ぎてしまいました。
おやおや、約束の時間に遅れてはいけません。
本日の目的地、栗林(りつりん)公園に参るとしますか。。。
公園入り口に、約束の方が待っておられました。
事前に予約していたボランティアガイドさんです。
母より少し年下?の男性ガイドさん、母を見て「1時間、歩けますか?」と尋ねられました。
母は「たぶん大丈夫です」と返事しました。
ガイド付きだと興味が尽きないようで、だだっ広い縄文遺跡も最後まで歩ききっていました。なので、今回も、、、
うん、いけるはず!
普通、名勝の庭園って綺麗だけれど「ふ〜ん」で終わって、あまり印象に残らないことが多いと思います。しかし、ガイドさんの話は大変興味深く、いつものことながら「へえぇ」という事ばかりでした。
松ばかり見ていたせいか、この池の風景↑ になんとなく違和感を感じました。
さて、どこでしょう?
私「右奥にある木が気になる木。南国風で日本庭園っぽくない気がしますが。。。」
ガイドさん「あー、あれは島津藩から贈られた蘇鉄(そてつ)で、5本いただいたうちの3本を下屋敷に、残りの2本を高松城に植えたんだそうです。」
実は栗林公園、大した期待もせず、事前のリサーチもせずに伺ったのですが、思いがけず素晴らしい公園でした。ミシュラン・グリーンガイドで三つ星⭐️⭐️⭐️だそうです。
ガイドさんの解説を聞き、江戸時代の大名の生活を勝手にあれやこれや想像しながらあっという間の1時間半(母も時計を見てビックリ)でした。
松の他にも見どころが沢山あります。解説があると断然面白いので、是非、ボランティアガイドさんを予約して行かれることをお勧めします。
公園入り口で待っていてくださいますよ。