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反AI、役所の書類が読めない(1年ぶり2回目)

 2024/7/5、経済産業省が、「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」なる資料を公表。これを読んだ反AIが「経済産業省が生成AIの違法性を指摘した」と誤読し、デマを流し始める。

 反AIは「世界は絶対にこうでなくてはならない」という規範意識があまりにも強すぎて、伝統的に文章の読解を苦手としており、何を読ませても大体誤読する。1つの同じニュースから全く逆の「真実」を発見してしまう事も珍しくない。今回も同じ事が起きている。

 まず、このガイドブックの名称は前述の通り「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」、つまり使う事を前提としたガイドである。撲滅を目的に活動している反AIが有り難がるような代物ではない。

 文化庁が1年前から繰り返し言っている通り、生成AIに関する違法性は、学習手段や生成手段ではなく、最終生成物に違法性があるかどうかによってのみ判断される。反AIが繰り返し主張する無断学習罪やAI使用罪は元々存在しない。このガイドブックも一貫して違法性がある最終生成物を作らないためにはどうすればいいかという観点から解説を行っている。

 そのうえで、反AIが最もよく取り上げたのは下記の部分であるが、

「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」P30

 これは「違法性がある最終生成物を作ってしまうリスクを下げるためにやってもいい事の例」として記載されたものである。しかし、反AIは「ここに書かれている通りにしなければ犯罪だと経済産業省が言った」という全く違う解釈を行い、それを元にデマを流した。

https://x.com/ikariharahara/status/1810361664409317463
https://x.com/hukumen6/status/1810512678634598489
https://x.com/blackai_dead/status/1810487587980874166
https://x.com/jinseigamball/status/1810593972311773251


 資料は読み手に読む能力がなければ無力という事である。

 ↓ 1回目

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/aiguidebook.html

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