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▽R05-11-18 世の中には謎のままにしといたほうがいいこともあるってな

▽急に冷えましたね……。

▽散歩厨の自分としては、出歩きやすい時節が過ぎてしまったのは悲しいことだ。
 夏も冬も散歩が難しいことには変わりないのだが、中でも冬の嫌なところはイヤホンを着けて歩いていると耳が痛くなってしまう点である。かといってヘッドフォンはヘッドフォンで耳が圧迫されて長時間の着用に向かないし、耳までカバーできるタイプの帽子はいかにも防寒着!という感じで本格的な真冬以外には被りにくい。結局、「小さめのイヤホンをして、その上からイヤーマフを着ける」という力業でなんとかしているが、自分でももう少しやりようがある気がしている。良いヘッドフォンを買えば解決するのかね。



▽秋葉原にある脱出ゲームに行ってきた。

▽脱出には成功したが、つまっていた部分が氷解してからは最後までノンストップで謎解きが進んでしまったせいで「あれ、これで終わり?」といささか拍子抜けだったな。一緒に行っていた友人が謎解き強いマンだったのでぼくが考える暇もなく解き終わっている謎が多かったと言うのもあるのだけど。

▽謎解きイベントに行っている人は「謎」を楽しみに行っている。言うなれば「分からなさ」を楽しもうとしているわけだ。分かった時の快感は分からなかった時間が長ければ長いほど大きくなるので、そう考えると脱出ゲームを最も楽しむ方法は「制限時間いっぱいまで悩んで、ギリギリで脱出成功する」ということになる。脱出ゲームを提供する各社はこの絶妙なラインを探るべく日夜商品開発に励んでいるのだろう。

 しかしよく考えてみると、「分からない」の時間が長く続いた後に「分かった!」が来ればよいのなら、別に脱出には成功できなくてもよいのではないか? とも思えてくる。
 時間切れになって、「この謎は実はこういうことなのでした」と解説されて「あ~」となる経験も、それはそれで脱出ゲームの醍醐味だ。脱出成功者と失敗者にそれぞれインタビューしたら、その脱出ゲームに対する満足度の平均は後者の方が高くなる気がする。なぜなら彼らは制限時間いっぱいまで、「謎に頭を悩ます」という体験をすることができたのだから。

 めちゃくちゃ謎解きが強い人の話で「パッと見で解けることが分かったから、実際には解いてない(単なる答え合わせの作業なので)」みたいなのがあったけど、さもありなんと思う。謎は「謎」でなくなってしまった時点で、ある意味価値をなくしてしまうのだ。そんな刹那的なものを生み出し続ける謎クリエイターも、そんな刹那的なものを摂取し続けないと生きられない謎解きジャンキーも、大変そうだなぁとつくづく思う。



▽脱出からの流れで、そこそこ有名な喫茶店であるところのさぼうるへ行った。外観のクセが強い。


某アニメの聖地ということで生いちごジュースを飲んだ。

 クソうまい。これは何杯でも行ける味だ。いちご系のジュースの中で世界一美味しいのはファミマの「いちごミルク」だと信じて疑っていなかったけど、優に越えてきた。1杯750円も取るだけあるぜ。

 店内は狭かったが、それを押してももう一回くらい行きたいかも。東京にはいいお店がいっぱいあるからいいね。

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