軽い生理の人種

保健室まで友達を運ぶのが月一の役割でした。
そう、彼女は重い人種です…。かなり辛そうでした。
なんて他人事に言えるのは自分の生理が軽いからです。一週間前に不機嫌になるけれども、始まってしまえばへっちゃら、踊ったり走ったりできます。なんなら生理ちゃんは空気を読んでくれるので、ディズニー行った次の日に「昨日は楽しかった?じゃあ今から血ぃ流そか」って言いながら来てくれたりします。彼女はプールの補習の日にやってくるなど、かなり賢い子でした。
しかし17才になったあたりから彼女との相性が悪くなりました。始まってしまえばへっちゃらなのですが、主に始まる前の貧血、だるさ、精神的な負担がアホほど大きくなりました。
ここで問題なのは、痛みとかそういう部類に関してはかなり軽いことです。友人達がバタバタ倒れてるのに対し、多少のめまいごときで保健室に行っても良いのだろうか、休んでいいんだろうか、と言う罪悪感が生まれ、そのせいで自己嫌悪…→精神面でさらに負担という悪循環が生まれてしまったのです。なにせ私は軽い。軽い人種なのである。
軽いはずなのに、バテている自分が嫌になります。軽い人種は痛みや重みに慣れていない分、突然のパンチが来た時に困惑してしまうのです。

アレに似ています。「つらい」と言えば「世界にはもっと苦しんでいる人がいる」と言われるヤツです。いやわかってます。自分がいかに恵まれているか分かった上で、それくらいのごときで悩んでいる自分にいらついてるんです。人には人の悩みです。それを世界基準にしないでいただきたい。

この人は重いから私よりつらい、私は軽いから良い、ではなくみんなつらいから頑張ってこー!という思考に切り替えられるようになりたいです。

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