たぬき顔の女になりたい

自分語り楽しすぎて一気にノート6個も書いちゃった。元々文章書くのは大好きです。

初めて文章を書くことに目覚めたのは小学生の時。当時は読書感想文の書き方なんてわからなくて、父が沢山それっぽい文章の書き方を教えてくれました。出だし3行で引きつけるとか、「と思いました。」を乱用せずに経験と絡めて書けばとりあえず小学校の先生は堕ちる。などなど。恐ろしいテクニックです。
そして出来上がった文章はまあ大変嘘くさいモノでした。大人びた文章に子供らしさを含めるという高度なテクニックで、分かる人が見たらうわーやってんなってなるけど、子供の純粋さを信じている人が見れば、うおーすげーってなるような厭らしい文章です。
当時は読書感想文クラス代表、みたいな枠が二枠あったので、ワンチ滑り込めないかなぁ程度に思っていました。しかし、クラスに純粋に文章が書ける優等生が二人ほどいたので、間違いなくその二人だと確信しておりました。周りもそう思っていました。

しかし何ということでしょう。選ばれたのは学級委員長ポジのさっき言った優等生一人と、シンプルにかわいい子でした。

担任は男の先生でした。

おそらくクラスの何名かは(なんで…?)と思ったでしょう。シンプルにかわいい子はたしかに優等生の部類ではありましたが、優等生レベルで言ったら多分さっきの二人には及びません。

「愛嬌とか可愛さって大事だな」ということを学んだ瞬間でした。世の中顔が全てじゃない。と言われますが顔がいい方が選択肢が増えます。これは間違いないと思います。顔面がダメなら愛嬌でカバーするしかないです。

その点、今流行りの黒髪ボブたぬき顔という女の子は最強だと思います。たぬきのような間抜けさは愛らしいですし、たぬきという着飾らない生き物は親しみやすさを覚えます。これがうさぎ顔ならぶりっ子と呼ばれてしまうのでしょう。でもたぬき顔の彼女らは化けているのです。かわいい上に愛らしい。でも不思議とぶりっ子っぽくはない。戦闘力が高すぎます。

愛嬌が必要だ、ということを知った私は高学年から女の人を味方につけるという術を覚えました。
幸い、その時に素朴な一重の顔面が役に立ちました。女の先生はいつでも私を守ってくれたし、男子に何か言われても女の子の友達は私を応援してくれました。おばさんというおばさんには好かれるし、おばあちゃんというおばあちゃんには優しくしてもらえる。

今の時代、顔がダメなら愛嬌です。それはどんな性別でも関係ないと思います。誰かを敵にして味方の結束を固めるよりも、自分の魅力で味方を増やす方がとってもステキだと思いませんか?

だからたぬき顔女子を割と尊敬しています。
いや、恋人寝取られたりしたら流石にキレるけどね!!!!!

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