ハリスの風　トランプ対ハリスの大統領選の行方

圧倒的不利
今更変えられても、この4年間何の実績もなく何の存在感も示せなかったのに勝てるわけないだろう。米国ではどうだったか知らないけど日本ではハリス氏の動向は全く伝えられなかったばかりでなく、副大統領という認識も指名を受けた時以外に記憶にない。これはバイデンが続投に意欲的でハリス氏を出来るだけ目立たせない事も影響した、自分のライバルになるから。

負の側面を突く
そんなハリス氏に勝機があるとしたら、トランプ氏から感じられる負の側面を突くしかない。分断が焦点になる事は間違いないだろう。トランプは実績はあるが分断を助長した。少数派の意見が無視される。分かり易い政策で人気取り、その代償は同盟国が支払う。

差別のないSDGsで突破
黒人で女性である事が有利に働くだろう。それは言わなくても見れば分かる事なので敢えて言及しない。そういった意味ではトランプ氏にとってはバイデンより戦いにくい相手だろう。何を言っても差別に繋がりそうで炎上案件につながる。そこでトランプの失言を引き出せば勝機になる。その中で大きなムーブメントが起これば勝てる可能性も強まるだろう。

もしハリ
もしトラはほぼトラになりつつあったが、ここに来てもしハラも現実味を帯びてきた。しかし敵は強大、4年間の実績を盾に未経験のハリスを徹底的に叩くだろう。4年間何をやっていたかも厳しく追及されるだろう。そこを切り抜けられればハリスにも勝機はある。

大化けする可能性
というか、それしかハリスが勝つ局面は考えられない。接戦なんて有りえないから、オセロゲームの様に一気に形勢が逆転して大勝利するしか大統領の道はない。うまくトランプ炎上に持ち込んで国民の大半が嫌気を差すような局面に持ち込むのが唯一の戦略のような気がする。

バイデン撤退はトランプ銃撃の代償
バイデン撤退という衝撃はトランプ銃撃の衝撃をかなり薄めたようだ。これで形勢逆転を目指したい民主党。ハリスの利点はジャマイカ系のルーツと女性という多様性という時代に合ったメッセージを備えているからだろう。民主党がいかに大きなムーブメントを起こせるかにかかっている。