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2017年当時。カナダで一軒家購入し引越しをする。

(2017年8月8日当時の日記)

一軒家を買うという大きなアクションを起こすと、いつもは倹しい生活をしているのにもかかわらず、
「海外で一軒家なんてボルさんとこって金持ちだね」
と勝手に勘違いされてしまいます。(SNSのコメントやメールで何度か言われました)

ここでグーグルで「平均貯蓄額」を検索してみました。

私のように40代二人以上世帯の平均貯蓄額は「939万円」中央値(妥当平均)は「602万円」となっています。これは20代のおよそ3倍の額だそうです。

40年以上も生きているとそれなりに(退職金も含めて)貯めこんでいるものもあります。

結婚、出産、一軒家購入、そして子どもの養育費などで日本ではもっとお金を使っている同年代が多く、私が特にお金を持っているわけではないのです。

どこでどのようにお金を使っているかによって「お金持ちだね」と勘違いされていくのだと思います。

これは裏話になるかと思いますが、私の実家(東京)で家を買うのと、ウィニペグで家を買うのとでは【5倍】近く差があり、もちろんウィニペグのほうが安いです。

しかも買っても家として資産価値はほとんど下がらない。

もし都内の家族向けマンション一室を買うための頭金が用意できる世帯ならウィニペグで家を買えることでしょう。(買って何かあったら、すぐ売れば良いのだし)

もちろん、世帯状況によって条件は変わってくるかと思います。

また、ビザやクレジットヒストリー、就労条件等が住宅購入に影響してくるので、誰もがすぐに買えるわけではありません。

さらに言えば、
「ウィニペグなんかに長くいるつもりはない」とか
「もし、何かあったらすぐ帰れるようにしておかないと」
などという事情があれば、買う必要もないことでしょう。

でも、物価、特に家に関する費用が安いウィニペグだから買えるということもあります。

例えば2000万円の中古物件(こっちでは土地と建物)を買う場合の頭金は25%として、500万円。

500万円プラス1年間無収入でもその世帯が暮らせていける貯金もしくは安定した就労所得がカナダで用意できればモーゲージ(不動産ローン)を得られる射程距離内に入ってくるわけです。
ざっくりと、500万円+一年間の生活費200万円=700万円をカナダドルで銀行に預けておけば買えるという計算になります。

さきほどの世代別貯蓄平均中央値は40代で602万円でしたよね。

目標となる700万円に足りない100万円は、親にでも誰かにでも頭を下げることができたら、あるいは、お金を稼げるビザを持ち、こちらで稼いで貯蓄していければ可能になるかもしれません。

さて、以下は私たち家族の裏話になります。

私たち家族は車購入を後回しにすることで家購入費を優先させました。

ありがたいことに親にお金も借りることができました。

いつも一か月、1年の支出を細やかに把握することで計画を立てやすく、また、倹約できるポイントを徹底しています。

倹約といえば、この投稿のトップにある写真のように、スーパーのカートに荷物を積んで自分たちで済ませました。アパートと新居まで約1キロ15分。ちょうど間にあるスーパーのカートを使わせてもらいました。感謝です。(この引っ越し方法を教えてくれた先輩ウィニペガーさんにも感謝しています)

最終日だけU-HAULのバンを借りましたが、約60ドルでしたよ。

つまり、引っ越し費用を約60ドルにし、引っ越し自体を家族のお祭りのように楽しむことができたのでした。

そして、これらカートを押している道中……。

ガレージセールで大きな棚を激安で手に入れるラッキーなことがあり、さらに、子ども達が一緒なので「お!引っ越しかい?」と道行く人に声をかけられ、ぬいぐるみをもらいました。子ども連れって何かと得をします。いや、ウィニペガーが優しいからというのもあります。

何でもありの引っ越し方法、赤裸々に書き、お金についても我が家の裏側をお見せすることで「なんだこんなものか」「ボルさん一家が特に金持ちなわけではないんだな」と思い直していただけましたでしょうか?

最後にちょっとまとめますと、
海外永住を目的にするにあたって、ウィニペグで家を購入する時期に、家族世帯がどれくらいお金を持っていればよいかの判断は
【イメージする家の規模の頭金+家族の一年間の生活費】
を一つの基準にしてもよいのではないかと思うのです。

移住する前に一軒家購入を視野に入れておくと意外とすんなり次のステップにいけるかもしれませんね。(このnoteの有料ブログに一軒家購入についての記事があります)

それでは、また。

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