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カナダ移住後のアパート探しその3

(カナダ移住後の2016年8月7日に執筆)

住みたいアパートを見つけたらどのように契約をしていくのでしょうか?

保証人や印鑑証明と実印が必要だったり、仲介手数料や敷金礼金が必要だったり、日本において面倒くさい賃貸契約。

ウィニペグに来た時にニューカマーズの会で言われたことは、
「職がないと」
「保証人がいないと」
「電話番号を持っていないと」
という物件それぞれによるケースでした。

空いている物件をようやく見つけて喜んでいても、契約でき住めなければ全く意味がありません。

私達家族は8/3(水)に2時間かけて探したベストな物件の申請書に必要事項を記入し、翌日の午前中にバスで一時間以上かけてその物件を管理する不動産オフィスに赴きました。

ローラさんという肝っ玉おばさんが出てきて対応してくれます。
「聞いているわよ。昨日行ったんだって?」
「はい、申請書に書いてきました」
「それじゃ、デポジット(保証金)として450ドルを今日、持ってきてくれた?」
「え?クレジットカードではだめですか?」
「カードは扱っていないのよ。ごめんなさい」
「それじゃ、今からTDバンクのATMで下ろしてきますから出直してきます」
ここまで一気に契約に向かって話が進みます。

一切、私のステイタスや銀行にいくら入っているかなどの信用を聞いてきません。

「そうだわ。8月の16日から入りたいといっていたけど、もし一カ月分の899ドルを今日払ってくれたら今日中に鍵を渡して引越しできるわよ。デポジットはその中に含めるし、どのみち899ドルは払わなければならないのだからあなたにとって良い話だと思うわ」

私達はすぐにバスに乗り、ATMで900ドルを下ろして戻ってきました。

そこですぐに契約書を仕上げてくれたのです。

あまりにとんとん拍子で親切すぎて、私から
「私や妻のビザや銀行口座の残高証明をコピーした方がよいのではないですか?」
と言ったくらい。(コピーしてくれました)

職がない、保証人がいなくてもこのアパートの場合、もしくは私達の場合大丈夫だったようです。携帯電話はMTSで申し込んでいるので電話番号はもらえていますが、iPhone5のアンロックがまだ間に合っていないのでそのことを伝え、いずれすぐに開通するその電話番号だけを書いておきました。

その後、娘の学校や息子の保育所の相談に乗ってくれて、さらにマニトバハイドロという電気とガスを扱う会社に私に代わって電話してくれて、電気開通とアカウント設定を手伝ってくれたのでした。

他にもローラさんに質問をしました。
・Wifiを使えるのか?→NO.
・家賃のクレジットカード払いまたは引き落とし→NO.
 (毎月1日に家主に現金か小切手で渡すこと)
・子ども達が引き起こす騒音が心配だから、
 下の階が空いたら移動するのは可能か?→YES.
・壁に絵画を飾るように穴を開けたら罰金か?→NO.
 (大きなダメージ以外は大目に見るよとのこと)
・敷金礼金というのはどうなっていますか?
→礼金取るところあるの?敷金はデポジット450ドル入れてもらったからそこから退出時に返しますよ。

一つ一つ丁寧にわかりやすい単語を使って説明してくれるのでした。

ローラさんの面倒見のよさに感動しながら新しく入る物件に行き、デニスさんという管理人さんに物件を詳しく案内してもらいました。部屋内にキズや傷みがないかを一つ一つ確認していきます。

そして契約書にデニスさんがサインをし鍵を2セット渡してくれたのでした。
(午前中ですべて終了)

この日からいつ行っても使えますし、荷物を少しずつ移動できます。

契約において、ヒートとウォーターが賃料に含まれているとあります。

電気代はプラグ・コンセントから使う電気のことで自分達で払わなければならないけどヒートは暖房(セントラルヒーティング)のことでアパートが管理して払ってくれます。

ウォーターは水道代。(使いたい放題です)

ヒートとウォーターが含まれているのかまた、含まれて家賃がいくらになるのかを見逃さないことも物件探しでは必要な要素だと思います。

あれほど「苦労するかも…」と斜に構えていたアパート探しと契約がたった2日間でとんとん拍子で決まってしまいました。

その日は英語をフルに使って頭痛がしてきたので、お酒を飲んで寝てしまいました。

よっぽど安心したのか泥のように眠って翌朝、肩の荷が軽くなっているような気がしましたよ。

次は免許と中古車購入という生活基盤のステップが待っています。

今回は一番必要としている生活基盤だったので、なんとか上手くいって安心しました。引っ越しをこれからしていきたいと思います。

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