カナダの永住権取得までの実録。

はじめに

あなたにとって海外移住とはどのようなイメージでしょうか？

私にとって海外移住とは『恋愛や婚活』のようだと思っています。相手（の国）のことが気になって、受け入れてもらおうとアピールする。自分を磨くかの如く英語を頑張り、時に不安で落ち込む。付き合ってみて相手のことがよくわかり、相性が良ければ住めば都、相性が悪ければ帰国ということになります。

海外移住に向けた準備や移住から数カ月は恋愛期間のようなもので、さしずめ永住権獲得は『結婚』のようなもの。

2016年7月18日に家族4人でカナダ、マニトバ州のウィニペグという約70万人都市に移住して3年後に永住権を獲得しました。移住3か月前から移住準備のブログを書きはじめ、永住権獲得までの経緯をリアルな経験として「この時期にはこのようなことが必要で、どうしたら前に進められるか、もし、うまくいかなくてもどうやって解決していったか」の集大成をこの一連のブログ記事にまとめることができました。

「いろいろあったけど、結婚しました」という報告はよくきくけれど、具体的に何をどうしたのか、何が必要だったのかなどを直接聞くことは難しいものです。しかし、結婚という分野では、ゼクシィなどの雑誌で情報を得たり共有したりすることができます。
　
　ゼクシィ結婚トレンド調査2019（リクルート社）の調査によりますと、結婚総費用の平均は461万8000円だったそうです。結納からハネムーンのお土産代まで含んでありますが、婚活時期の費用が入っていません。もちろん結婚費用以外に生活費もその時期かかっているわけです。相手を見つけて幸せになるとはそれほど時間とお金がかかるのだと思います。

海外移住から永住権をとって海外移民生活が始まるまでのいわゆる移民活も時間とお金がかかりますし、相手ありきのことですから予期しない出来事も起こりえます。海外移住するタイミング、それらに順応する精神力や体力、財力、そして覚悟を問われることも似ていると思うのです。

結婚も移住も相手に求めすぎず、自分が変わっていく、自分の責任として何とかしていくことが肝心なのではないかと実感しています。

　もし、今あなたが海外移住で悩んでいらっしゃったら、他の国への移住も考えているかもしれません。もしくは、ようやくカナダ移住を決めたばかりでしょうか？いずれにしましても、移住という大きなステップは今後の人生に大きな影響を及ぼします。失敗しないよう、少しでも心構えや現地の情報、リスクや選択肢などが欲しいと思うものです。この一連のブログが少しでもお役に立て、安心と余裕のある準備であなたの移住が成功することを心から応援しています。　

次回の記事では「海外移住に必要な第一歩とは？」と題して書いていきたいと思います。

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