カナダ移住後のアパート探しその2
(カナダ移住後の2016年8月6日に執筆)
8月3日(水)にレンタカーを借りて、不動産巡りを敢行しました。
レンタカー代は丸一日借りて5000円くらいでしょうか。空港ではないローカルのエンタープライズというレンタカー会社で借りるとカーナビやチャイルドシートが借りられません。
「空港のカウンターオフィスに取りにいくかい?」と聞かれましたが、時間がなかったので断りました。
すぐ近くでチャイルドシートを買って戻ってきて、午後から探し始めます。
全く探す拠点がないと探しづらいので、あらかじめ、Kijiji(キジジ)というサイトで7、8件のリストを作っておきました。
おもにエジソンアベニューやブライジャーストリートに空き情報が集まっていたので、範囲を決めてレンタカーで廻るのです。
「日本なら不動産屋さんが管理していて、現場に行っても無駄なんじゃないかな?」
と考えながらも、マネージャーやオーナー等、家主(ケアテイカーと呼ばれている)に会えることを願いながらぶっつけ本番的に現場に行きました。
飛び込み営業みたいです。
日本に比べて住所は道に対して番号が振ってあるので探すのが楽です。
例えば、右サイドが偶数番号、左は奇数。こちらからこちらに向けて住所の番号が大きくなっていくというような感じで、238 Edison aveの住所の次はもっと先の360 Edison aveだからこのまままっすぐ行って見えてくるアパートメントだとわかるのです。
最初のアパートに近づくと看板が見えてきました。
「For Rent」や「Now leasing」と賃貸契約募集の文字が書いてあります。
マネージャーと話すためのインターフォンを押して、「看板見ました。(もしくはkijijiのサイトをみました)まだ募集していますか?」と英語で話しかけます。
たった3言「a room available?」だけでも通用すると思います。
「どんな部屋がいいんだ?1ベッドルームか2ベッドルーム?」
「いつから入居したいと思っているんだ?」
と返ってくるのはまだいいのですが、
「もう満室よ」
「このインターフォンからスマホに転送されているから仕事から帰った18時過ぎに来てくれないか」
他にも留守番電話に転送されて録音された声が流れるだけというのも多かったです。
こうして回ってみると不動産会社に連絡するより、やはり直接現地に行っちゃっう方がよいと感じました。
10件以上物件を回ったでしょうか?
半分近くのケアテイカーが留守でした。
部屋を案内してくれたのは3件のみ。
そのうち一つはまだ住人が住んでいてケアテイカーのおばさんがドアを開けたら上半身裸のおじいさん(親戚らしい)が出てきた時はビックリしました。
「ああ、このおじいさんが住んでいるスメルのあとには住めない……」
安かったけど早々にあきらめて次に向かうのですが、もう2時間も営業マンみたいにドアのインターフォンを訪ねまわって絶望的になっていきます。
16時になったら諦めようと思っていて16時の10分前に入ったアパートで奇跡が起こりました。
そこはkijijiに募集を出していたわけではなく、全くの飛び込みだったのです。
すぐ隣のアパートメントのケアテイカーには「どうしてここに来るんだ!」と面倒くさがられた対応をされ落ち込んでいただけに、出てきたメアリーさんという家主のおばさんの優しい対応には救われた思いがしました。
「1ベッドルームね、2つ空いているわ」
「この204号室は今、クリーニングしていて汚いけどあなたが入りたい日にち16日までには綺麗にできるわよ。家賃は月当たり869ドル(2016年8月5日現在約6万7千円。安!)ヒート代と水道代込み、駐車場は45ドルよ」
と教えてくれます。
この869ドルの部屋でも良かったのですが、もう一つの部屋はさらに広くて理想通りの部屋割で899ドル(約7万円)。
「こっちを選びたいです!」
「はい、それじゃ申請書を渡しますね。ここに必要事項を記入して、ここの住所の不動産会社に行って契約してください」
と言われました。
(ああ、このメアリーさんと契約するんじゃないんだ。ってことはまだ契約できるかわからないってことなんだ)
すぐに行かないと他の人が先に申請してしまうこともあり得るし、とにかくぬか喜びせず、明日この不動産オフィスに行ってみようと決めました。
日本から来たばかりで学生で職もなくクレジットカードも携帯電話もまだな私がそもそも借りられるのかどうか……。
不安ばかりが広がります。
必要な書類が何かもわからず次の日に臨んだのでした。
つづく。
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