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2024年を想う 辰年


やまえつファンドの2024年投資戦略をまとめていきたい。来年は新しいNISAの制度も始まる。が、個人的には何も変わらない。自分のスタイルを来年も続けていくだけだ。
さて、来年のテーマについて、2024年の辰年 テーマは『大統領選挙』と『半導体、機械受注サイクルの回復』だ。


結論:投資先
大前提:株式からGOLDへのシフトをテーマとする
固定枠①長期優待分散
固定枠②インデックス積立
固定枠③連続増配 配当金再投資

遊撃部隊① まさに春爛漫
半導体、ハイテク

遊撃部隊② 真冬だが、先手仕込み
日本の精密部品メーカー、マザーズ、資源シクニカル

遊撃部隊③ 3ヶ月毎に
四季報の上方修正率上位、最高益更新率上位、強気乖離率上位などの
強気材料があるもので大きく割安で放置されているバリエーションの
ものを仕込み、市場が気が付くのを気長に待つ。優待があるものは最優先で配当がそれなりにあるものものんびりつ待ちやすいので重宝だ。まずは買って放置。いつかは割安なのに市場が気が付いて吹き上がるだろう。

まずは、2023年11月、12月そして2024年の1月を無事に通過するか、さて。アノマリー的には最良の季節だが、ここで上昇しない時は『用心しろ』との明確なサイン。さてまずは始めが肝心だ。年末年始に注目したい。

そして、最も大事なイベントである米国大統領選挙。世界の覇権国のトップを決める世界最大のイベント。現職大統領は再選を目指し、あの手この手で景気浮遊を印象付けてくるだろう。


①②③④の四年間のサイクルでみてみよう。
▲①就任一年目(大統領選挙翌年)
△②就任二年目(中間選挙、大統領選挙翌々年)
◎③就任三年目(大統領選挙前年)
〇④就任四年目(大統領選挙年)
最も市場が強い追い風が吹くのは、大統領選挙前年であり、今回でいうと2023年だ。とても良い年だ。


また、米国大統領選挙に絡んでは、もう一つ明確にわかりやすいアノマリーが存在する。現職の大統領が人気があり、連続して2期当選する年の米国市場はプラスで、不人気で落選すれば米国市場はマイナスというシンプルなアノマリーが存在する。落選する場合、落選が決まり次の大統領が誕生した瞬間に噴き上がる。なんともわかりやすい歴史。さて、今回はどうだろう。



もちろんこの通りに進むわけもないのであくまで今の時点での想定シナリオだ。年明けから爆騰するかもしれないし、不意のブラックスワンでとんでもない暴落が起きるかもしれない。未来は誰にもわからないので、メインポートフォリオはインデックス積立を淡々と継続、配当金を再投資、不意のバーゲンに備えてしっかりGOLD・CASHポジションを確保して自分のルールに従うスタイルは崩さない。

■11月・12月・1月 は 満足の冬。最良、堅調。

しかし、この最良の3か月に上昇しなければ、それは来年は用心した方が良いという警告だ。※アノマリー投資より


■新NiSAについて思う

今は景気後退を警戒する声も、来年は狂騒曲が響き渡るのだろう。

米国では4000億$ものインフラ投資が進み、半導体サイクルも上向き、軍事セクタはウクライナと中東の紛争と日本防衛費増額で活況。さらに米国大統領選挙。既に高所だがさらに高所へ吹き上がる展開が。


米国「ソフトランディングと年末ラリーが進行中」

欧州「スタグフレーション懸念が急速に後退し、単なる景気低迷という安心感から年末ラリー進行中」

日本「金融正常化への一歩に向けて、でこぼこ道を進行中」


■2024年 大統領選挙アノマリー


来年はフェスティバルだ。何と言っても、米国大統領選挙の年。

これを最大限に活かして、市場へ最大級にマネーを吸い寄せることだろう。
バベルの塔のように、ウォール街のランダムウォーカーでいう砂上の楼閣を空高く築き上げることだろう。どこまで吹き上がるのか楽しみだ。


■アノマリー大統領選挙の年の傾向

政権与党が政権を連続維持できた、17回の平均はダウは年率15.3%上昇。
だが、政権を追い出された、11回の平均はダウは年率4.4%下落。
※ジェフリー・A・ハーシュ『アノマリー投資』より



■為替について


今は、『強いドルは米国の国益』であり、圧倒的に強いドル高が席捲している。じわりじわりとドル高にしてきた。が、どこかで来るぞ。ドル安が。このドル安は計画的に来るだろう。周到にタイミングを見定めて。ドル高はじわりじわりときたが、ドル安はあっという間に怒涛のように来るのだろう。備えなど出来ないほど。あっという間だ。数年などではなく、数か月いや数週間で怒涛のようにドル安が来るだろう。

湾岸戦争 戦争前は149円 ➡ 79円に戦争後 
1990年8月2日  149.6円ドル イラクのクウェート侵攻
1990年11月29日 132.4円ドル 国連安保理、イラクへの武力行使容認
1991年01月17日 132.8円ドル 多国籍軍、攻撃開始
1991年02月28日 132.9円ドル クウェート解放により戦争終結
1995年へ向けてドル安へ 79.7円ドルへ 

イラク戦争 132円 ➡ 75円
2001年9月 115.7円ドル 同時多発テロ、有事 
2002年初  132円ドル ブッシュ大統領が悪の枢軸発言
2003年3月  123.4円ドル  


■インフレの行方


原油高、天然ガス高。インフレ。エネルギー価格高騰。これの原因は、需要が増えたからではない。供給の減少が原因である。需要に対して絶対的に供給が足りていないのだ。『脱炭素、クリーンエネルギー』のお題目で、原油、天然ガスなど化石燃料への資源開発をストップし、供給能力を減少させている中、ロシアウクライナ戦争でロシア天然ガスパイプラインのノルドストリームを閉鎖、爆破し欧州に天然ガスを供給させないようにする人為的なものだ。欧州はこれで米国、カナダから買わないといけなくなった。また、原油価格の高騰も、米国のシェール産業には追い風だ。今のエネルギー価格インフレ、地政学的リスクは全て米国の国益にかなうもの。これは明らかに米国の戦略に基づいているとしか思えない。


■GOLDの時代


ドル高の今の時代の次に来る時代はGOLD高の時代

①1971年ニクションショック以前の金本位制度 GOLD価格 
1トロイエンス(31g)=35ドル

②1980年 9年後のGOLD価格
1トロイエンス(31g)=850ドル

③2023年2月 GOLD価格
1トロイエンス(31g)=1850ドル 

ニクションショック後の50年で
52.86倍、GOLDはドルに対して価値が上昇。
52.86分の1、ドルはGOLDに対して価値が減価。



■米国経済

①インフラ投資法案
➡4,500箇所、4,000億ドル、4万件プロジェクト
道路橋梁の補修・再建に3000億ドル以上巨額投資7,800以上橋梁補修着手。
道路135,800マイル改修開始。鉄道660億ドルが投資。最大規模。
空港、水道システム、インターネットインフラ整備。
強烈な公共投資が来年も再来年も継続。

■半導体サイクル


①市場予測
24年半導体市場予測
➡全世界+13.3%米国+22.3%日本+4.4% 
23年半導体市場 
全世界▲9.4%、米国▲6.3%、日本▲2%

24年については、世界市場全体の伸びに対して、
日本は全世界、米国より弱い。米国の上方修正の幅が大きい。
生成AIによるロジック半導体需要恩恵。


■半導体 世界売上前年比14ヶ月連続悪化で打ち止め
■15か月連続悪化ならず

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去年から今年は淡々と積立してきたが、ついに14連敗で連敗街道はついに終了。想定通りの展開。サイクルは回り続ける。
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■プロの眼:大和証券 木野内栄治 氏
IT循環3年周期とITの大循環



■金融史

「自分が金融業界に入った87年は、年の大半で債券が弱気相場に落ち込む一方で、株価は大きく値上がりしていた。もちろん、それが急激に反転するまでの話だが」と振り返った。

インタラクティブ・ブローカーズ スティーブ・ソスニック氏


■景気循環の天井および底打ちからの先行度


約27ヶ月先行の債券
約9ヶ月先行のS&P500
約8ヶ月先行のJOC指数(商品)



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