過去4500年の文明崩壊と80年周期の大動乱
■帝国は、繁栄から衰退への流れをゆっくりと辿るのではなく、唐突に機能不全に陥る複雑系。
ローマ帝国の崩壊も唐突で劇的なものだった。人口はわずか50年で四分の三が減少。
少ない硬貨、粗野な陶磁器などの遺物も帝国の栄華が急速に衰えたことを示す。
中華王朝も、財政危機、飢饉、疫病などが重なり内乱が発生し、外部の異民族の侵入を許すようになり明王朝などはあっけなく崩壊。
日本の江戸幕府も同じようにあれほど磐石な体制を強いていたが、崩壊。
近代においても、ハプスブルグ帝国、オスマン帝国はあっという間。ロマノフ王朝の崩壊などは1917年前後数年の出来事だ。ソ連の崩壊も同じでゴルバチョフの権力掌握後、僅かに5年も経たずに東欧が離脱した。
突然の変化が、ガラリと局面を変えてしまう。
■過去4500年間に起きた27の文明崩壊の歴史
外敵や地震により破壊された文明も、かつては何度も何度も外敵を撃退し、地震などの被害から復興していたりする。
重要なのは、侵略や地震などではなく、文明自体のそうした事態への対処なのだ。
過度な租税や労務を負わされていない社会は、危機に力強く立ち向かうことが出きる。惨事に見舞われても復興できる。
https://x.com/k_hirasa/status/1773307503150874908
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