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【書評】思い出をいっぱい持って死ね「DIE WITH ZERO」

50になって、そろそろ自分の死を意識するようになった時、たまたまYouTubeでこの本の紹介動画を見た直後、たまたまブックオフで出会って買った。まさに必然。
読むとすぐに分かるが、とにかくしつこいくらいに繰り返される「思い出を作れ」。最後の辺りは「もう分かった、分かった」と思いつつ読む始末だ。
人は死ぬと何も残らない。だから余計な金は全部使って、思い出をいっぱい作って死ね、ということだ。
それも真理。
だが現実には自分一人の考えで我が家の家計を自由にできるわけもなく(特にうちの奥さんは何でもため込むきらいがある)、小遣いの範囲内でやりたいことをやって悔いのない人生を送る、現代日本に生きるサラリーマンの正しい余生のおくりかたを実行するのだ。
なので最近は気になることがあったら、とにかくあまり考えず、即実行するようにしている。花のサブスク(もう辞めてしまったが‥‥関連記事は近日公開予定)や文藝春秋の定期購読、衝動買いの推進、積極的な映画館での鑑賞などなど。このnoteでのカキカキもそのうちの一つだな。
この本では年を重ねるにつれて出来ることの選択肢が無くなっていく、と残酷なことが書いてある。世の中の興味が尽きないが、いちばん気になるのは子供との時間だわ。コロナによる行動制限があるけど、積極的に行動を共にし、私自身の思い出作りとともに彼女たちへ出来る限りの愛情と思い出を残していきたい。(高校生の時には想像もつかなったことを書いてるなぁ)

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