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太い桜の樹 目の前を どれだけの人間と どのくらいの犬が 通ってきたのだろう 「きれいだ…
ゆっくりと歩き方を見ながら一緒に一段ずつ昇る 相憐れむ仲とは、このことか なお一層、愛お…
目が覚めて 重なりし脚の可愛さに そっと息ひそめ カメラに収める
叩きつける 雨音に小刻みに 震える胴体 両腕に抱いて 床で眠る日 はなと今日もふたり。 外は…
両脇を 抱きかかえられ 童子のように 歯ブラシを見つめる 愛しい老犬(画…
缶ジュース 四半世紀も久しい味 ふたりで若返りたくて 空見つつ飲み干す (普段…
ぎこちなく 父母の声にこちら向く 12歳の夏 ただひたすらに愛しく 愛犬はな、12歳になりました。 本当の誕生日はわからないけれど、保護時の推定月齢から考えて、8月8日を選びました。 末広がりの八の字が重なることと、「アハハ」と笑っていてほしいから、という理由で選んだ日。 最近では、ライオンズゲートが一番開く日とか言われているそうで、よくは分からないながら、なかなかいい日を選んだなぁと思います。 今日は、好物のサーモンとマグロと木綿豆腐を飾ったプレートに、
雲を見て 過去の苦さが胸まで登る リードを引かずに そっと歩く犬の優しさよ (…
不思議だね 床で寝てると やってくる 何して遊ぶ?と 鼻近づける (画像はクリ…
銀の滴 天窓のような 薄明り 音もさせずに 緑を行く肉球 (しーんとした雨上がりの林を愛…
曇り空 膨らんだ雲 慣れた道 同じような日々 だからこそ笑おう
昔はね 飼っていたのと おでこ撫で 銀の滴が 笑み皺たどる (我が家のはなは優しく人に近…
幾たびも 行きつ戻りつ 幹に寄り 元気と尋ねる 樹もまた仲間 (樹も生きている。感じてい…
朝に夕に 手を振り互いの犬を撫で 友より友となった この10年 近所で仲良くしてくださる飼い主さんたちは、ある意味で、犬を愛する気持ちだけでつながる、昔からの友人よりももしかしたら理解し合えるような、純粋な友人だと呼ぶことができます。 時には毎日のように会うことも。 犬との暮らし、犬の散歩、それは出会いの奇跡の連続かもしれません。 (画像はクリエーター名ナチュラコ様からお借りしました。ありがとうございました。)