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蓄電システムは電圧を見よ!

こんにちは!
熊本は毎日猛暑日!
うだるような暑さに、干からびそうです。。。。

本当に、エアコンを使わないと死者が出るレベルなので、エアコンを我慢するのは自殺行為。

それでも我が家は、日中のあまりある発電量で毎日ほとんど電気を買わずにエアコンもしっかり使いながら快適に過ごしています!
※それでも足りない日は足りません。
※予算の都合上リチウムのシステムをギリギリのスペックしか入れなかったため、リチウムに接続されている2台のエアコンをガッツリ使うと足りなくなります。あと一つバッテリーを追加すれば夏場のエアコンも問題なく動かせるかな〜というところです。
→我が家の蓄電システムの詳細はこちらからhttps://note.com/wingman283/n/nd959de72e49e

さて、今日の本題は蓄電システムの電圧について。
みなさんも様々な家電製品を日々使っているかと思います。
消費電力の表示は、その全てがW(ワット)で表示されています。
消費電力なので当然ですが。。。

なので、蓄電システムの蓄電容量も、電力(W)ベースで表記されている方がわかりやすいですよね。

なので、ついつい電力値だけで計算してしまいがちなのですが、
これが大きな落とし穴!!

蓄電システムは、チャージコントローラーとインバーターにより制御されています。(リチウムの場合はBMSによる制御も)

特に、出力に関してはインバーターが主に制御しているのですが、
ここで計測している数値は電圧値です。

インバーターは、システム電圧にあった製品を選ぶ必要があります。
そのシステム電圧の中で、電圧範囲が決められているのです。
例えば、12Vシステムであれば、
一般的に13.0V〜13.5V程度だと満充電に近い状態。
11.5V〜11.0V程度でインバーターに遮断されてしまいます。

ですが、この数値はあくまでも机上の空論でしかありません。
充電中は、13.8Vくらいまで上がるし、放電中には電圧降下だ起こります。

使用時に注意すべきはこの電圧降下です。

先日こんなことがありました。
夜、風呂上りにドライヤーを使ったらインバーターの遮断による停電がおこってしまったのです。
いつもは、普通に使えるのになんで!?となりましたが、理由は明解でした。

その日は暑くエアコンをたくさん使ったことで、蓄電容量がかなり減っていました。そこに高負荷(ドライヤー)がかかったことで電圧降下を起こし、バッテリーの電圧が下がりインバーターに遮断された。
というわけです。

蓄電システムを利用する上で、電力値だけに気を取られていると電圧降下の罠に引っかかってしまうので気をつけましょう!

まぁ、落ちたところでドライヤーを使わなければ復旧しても全然問題なく使えると思います。
なんちゃってオフグリッドなら、ドライヤー使うときだけ商用使うとか、商用専用のコンセントでのみドライヤーは使うとか、自分の都合に合わせた設計にできるので、何も難しいことはないのですけどね。


せっかく電圧の話をしたので、蓄電池の電圧の話も少し。
蓄電池は、11.0V〜13.5V程度ので電圧範囲で使用することになります。
この電圧帯によっても、蓄電できる容量は違って、12V帯が一番電気量が多いと言われています。
しかし、蓄電システムを運用するにあたって、各家庭で"電気の充放電のクセ"があるのですが、それによって蓄電池の気質も変わるため、一概に何Vだからどうだと言い切ることはできないのです。
もちろん、充電中なのか、どのくらい放電しているのか、使用年数はどのくらいか、などによって電圧は大きく変わります。

また、チャージコントローラーの表示する数値も目安にはなりますが、完全に正しいわけではないので、余裕があればこまめに電圧を測ってみるとより深く蓄電システムのことを理解できるのではないかと思います。

話が、いろんな方向にぶれてしまいましたが、
兎に角、言いたかったことは、高負荷の電気を使う場合は一度電圧を確認してもらうと良いかと思います。きっと電圧降下を実感できるでしょう。
電圧降下を感覚として掴めれば、上級者の仲間入りです!

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