見出し画像

ソーラーパネルの比較実験

ソーラーパネルは、大きく分けて2タイプのソーラーパネルがあります。
通常のフレームタイプのソーラーパネル

画像1


薄型のフレキシブルパネル

画像2

どちらにも持ち運びに便利な折りたたみタイプもあります。


画像3

画像4

フレームタイプのソーラーパネルは、フレームや表面に強化ガラスが付いているので重量はそれなりの重さ(容量によっても変わりますが約10kg〜15kg)になります。
しかし、その分発電の安定感は抜群です。

ソーラーパネルは太陽の光をパネル面に対して直角に受ける状態が一番発電します。
そのためフレームタイプのパネルは表面が水平のため、パネル全体に均等に光を受けることができるため効率よく発電できます。


逆にフレキシブルタイプは、薄く軽量であるため柔らかく、盤面が水平になりにくいです。そのため光を全体で均等に受けることができず、発電効率が落ちてしまいます。
さらに、セルも薄型、軽量化されているため、一般的なフレームタイプと比較すると、どうしても劣ってしまいます。

しかし、その薄さにより屋根やカーポート、車など湾曲した面にも取り付けられる他、持ち運びにも便利です。
意外とフレキシブルパネルじゃないと設置ができないケースも数多くあります。

このように、パネルの種類や、設置場所、使い方によって適材適所で選ぶ必要があります。


【フレキシブルパネルとフレーム型パネルを比較してみた】

3月某日天気がよく気温も20℃以上になった条件の良い日に、事務所の庭で実証実験を行ってみました。

太陽光の入射角を揃えるため架台のついていないフレキシブルパネルは、折りたたみ式のフレームパネルにそのまま立て掛けなるべく水平になるように設置しました。


まずは、100W出力の折りたたみのフレーム型ソーラーパネル
充電するのは、1800Whのポータブル蓄電システム「EB180」

画像5

画像7

100Wのパネルで94Wの発電なので1時間で約94Whの充電ができます。
100Wのパネルで94W。
ソーラーパネルの能力に対して94%の力を発揮しました。

次に、最大165Wのフレキシブルパネル(現行機種は175W発電に進化しています)をEB180に接続し充電

画像6

画像8

165Wのパネルで104W。
1時間で約104Whの充電ができます。
ソーラーパネルの能力に対して63%の力を発揮しました。

この比較からわかるように、フレーム型のほうが安定した発電を期待できます。

しかし、状況によってはフレキシブルパネルを選んだほうが良いケースもあるので、用途や使用シーンをイメージして選ぶのが失敗しないポイントだと言えるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?