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九州南部豪雨

Tsubasa Sato

最近バタバタして、noteの更新をサボっていました。。。
すみません。。。。

そんな日々を過ごしておりましたら、梅雨末期の九州北部豪雨。

熊本市内に住んでいる僕でさえ、朝起きてテレビをつけるまで、ここまで大変なことになっているということに気付きませんでした。

被害が出た翌日の日曜日、
数カ所に知人がいたこともあり、バッテリーと、物資を詰め込んで県南へ向かいました。

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九州道と南九州道

まずは、宮城から移住して地域おこし協力隊として活動している友人がいる津奈木町へ。
九州道八代辺りまでは通常くらいの交通量だったと思います。

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南九州道に入ると、すごい勢いで濁った水が流れる球磨川が見えたり、

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泥を被ったかのような芦北町が見えたり、

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至る所で土砂崩れが発生し山肌が見えているところがあったり、

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高速道路沿いでも何箇所も土砂が流れたあとがあったり、高速を走るだけでも、この災害の恐ろしさが伝わってくるようでした。

津奈木町

津奈木町につくと、物資保管所になっている町役場の隣の農業就業改善センターへ物資を搬入しました。
津奈木インターで降りてから、役場までメイン通りを進みますが、そこの景色は通常通り動いており、局所的・部分的な被害なのだろうとわかりました。
津奈木町では、洪水の被害よりも土砂崩れの被害が深刻で、先日案内してもらった旧平国小学校辺りの被害が酷いようでした。

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※写真は先日案内してもらったときの旧平国小学校からの写真。

他にも大小たくさんの土砂崩れによる被害もあるようで、全体を把握するのに役場の方も奔走されているようでした。
津奈木町に関しては、物資というよりも人手の方が必要になってくるのかなと感じています。
現状、物資は保管され、芦北町など必要なところへ地域おこし協力隊の方々が届けてくれるようです。
交通網は問題ないので、物資は届きやすいと思います。

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※写真は、7月6日時点での、必要物資一覧と、物資の送り先
小野孝弘君は、宮城県から津奈木町に移住した友人で、現在津奈木町の地域おこ協力隊として自然農での米作りに取り組んでいます。
津奈木町で物資の受入、保管し、必要な被災地に振り分け届けてくれます。

津奈木町から人吉方面へ

津奈木町で物資を下ろしたあとは、人吉方面へ向かいます。
津奈木町からは山越えのルートが最短なのですが、事前の調べで、土砂崩れが頻発しているようだったので、道が通れない可能性と安全面を考慮して八代までもどり、九州道で人吉へ入ることにしました。

※のちの情報ですが、僕らの後に津奈木町に物資を届けた南阿蘇の地域おこし協力隊の知人が、津奈木町から人吉方面に向かったようですが、素人判断でもわかるほどに危険な状況だったようで、引き返したとおっしゃっていました。
※また、自衛隊からの情報だと、津奈木町から人吉方面への道は土砂崩れで通れなくなっており、自衛隊車両も入れないとのことでした。自衛隊は空からとボートで孤立地域に入っているようです。

九州道へ戻り、人吉へ。
人吉ICは、表示だと4kmの渋滞。
横を通った感じでは、ほとんど動いていないように見えました。

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僕たちは、一つ先の人吉球磨スマートインターで降りたので非常にスムーズに人吉入りすることができました。
人吉ICから降りようとすると、たぶん数時間はかかると思われます。

※2020年7月6日朝の情報だと、九州道八代ーえびの間が雨のため通行止になっています。
下道も土砂崩れなどにより通れないところもあるようなので現地入りする方は十分に気をつけてください。

球磨村

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人吉に入ると、まずは球磨村へ向かうことに。
球磨村役場の方と知り合いのためバッテリーを届けることにしていました。
当人からの情報だと、車なら役場まで入ってこれるかもしれないとのことだったので行ってみることに。

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行ってみると、3.11の時にみた沿岸地域のような光景が広がっていました。
町全体が泥を被ったような、異様な光景を目の当たりにしながら進むと、冠水のため行き止まり、多くの自衛隊や警察、九電工の方々が作業に当たっておられました。
冠水の深さは成人男性の腰〜胸、距離にして約500mにわたるとのことでした。
ここをボートで渡り、人命救助を最優先に活動しているとのことでした。

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そういう状況なので仕方ないのですが、今一番必要なところにバッテリーを届けられなかったことが非常に悔しく、なんとも言えない無力感を感じずにはいられませんでした。

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でも人命救助が最優先なのは当然わかります。
だからこそ、事前にハザードマップや過去の災害などから、今いるところがどの程度災害の危険性があるかを知り、それに対してしっかり備えておくことが重要だと改めて感じました。
災害があって、バッテリーを持っていくことはできますが、本当に必要なところへは、届けることも難しいというのもまた現実。
防災三助とは、いいますが、そのベースにあるのはあくまでも自助です。

球磨村の渡地区の避難所となっているのは総合運動公園。
体育館があるわけでなく、屋根付きのフットサル場のなかに百人以上の避難者が避難していました。

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ここまでは車両が入れるため、九電工が朝から入っておりなんとか電気は復旧したとのことでした。
それでも、これまでいろんな避難所をみてきましたが、大雨の降る中、屋根だけで壁はない半屋外のような場所での避難生活は非常に過酷だなと感じました。

人吉市内へ

最後に球磨川がすぐ目の前を流れる、人吉市内の蓑毛鍛冶屋さんへ。
SNSで、ご心配かけておりますが電池がなくて連絡が取れなくてすみません。
という投稿を見かけたので、バッテリーを届けることに。
特に球磨川のすぐ近くということもあり、こちらも泥水に飲み込まれてしまっています。

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蓑毛さんは、江戸時代から続く鍛冶屋さんの10代目。
災害時は、浸水し始めてあっという間に2階中腹まで一気に水が上がってきたとのことで、屋根を伝い近所の高い建物に避難したとのことでした。
10代目は、元々自衛隊で、東日本大震災のときにも支援に行った経験から、家族は全員無事で、特にお母さんの言葉が印象的でした。
「この子がいなかったら、こんなに前向きに片付けなんて出来てない。」

過去の災害を経験したり、復旧の手伝いをしたり、そういった経験は、必ず誰かの役にたてると感じました。

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ですが、まだまだ安心はできません。
この災害は、まだ現在進行形だからです。
今も雨は降り続いており、明日が大雨のピークということでした。
降雨のエリアも、九州南部から、北上し北部も雨が降っています。
熊本市内を流れる白川も、過去に大氾濫を起こしていますし、氾濫する可能性もあります。


最後に

自然災害は、どこにいても起こる可能性があります。
最悪なことを想像すると、今回被災したエリアの下には、日奈久断層が走っています。熊本地震は、布田川断層で発生しており、日奈久断層でも同じクラスの地震がいつ起こってもおかしくないと、新聞などのメディアでも取り上げられています。
もし、今地震がきたらと思うと、、、、想像を絶します。

また、今首都直下地震や、南海トラフ地震など他地域で大規模災害が発生したら、熊本への支援はどうなるのだろうとか、

この雨を降らせている前線はこれから北上して静岡あたりが同じような大雨になるようです。こうなった場合でも支援の手は分断されます。

というように、日本で過ごす以上、明日は我が身な状況だと思います。
まずは、今自分が住んでいる場所や職場などのことを理解し、自助に取り組むべきだと、改めて感じます。

自分たち自身が地に足ついた支援ができるように考えてみたいと思います。

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