雷に打たれたみたいに。

雑記。

真夏のピークは去ったのかな。
この季節は色んなことがある。忘れもしない2011年夏、2012年夏。東日本が大きく揺れたそのあとで、僕自身も大きく揺さぶられていた。
大切なことがたくさんあったけど、それらの根っこをたどると、当時高校生だった「ぼく」に行き着く。それぐらいとんでもないことだった。
2011年に出会った高校生100人、2012年に出会った高校生300人、そしてそれを支えてくれていたたくさんの大人たち。その時に出会ったみんながそれぞれ輝いていて、かっこよくて、あこがれた。自分もそんな風になりたいと思って、今も変わらずあこがれているまま、いつの間にか自分もその時輝いてた大人たちと同じくらいになったらしい。マジで?信じられないな。

で。そんな羨望と憧れとぼろぼろの自意識の中で書いた「10年後の自分への手紙」がいよいよ届くらしい。周りの同級生・センパイ・おとなたちが眩しすぎた高校2年生の「ぼく」、が想像した10年後の自分。全然イメージができなかった。あと当時の文章すぎて恥ずかしい気がする。文末に「←」とか(´・ω・`)とか書いてるんだろ、やめてくれそんなところに時代のにおいを残すのは。
 当時の「ぼく」が想像したのは、誰かのために何かをしている自分。何をしてるかはわからないけど、他の人に胸を張って、こんなことしているんだよって話したりできていてほしいなって思ってた。何してるかはわからないけど、その辺は未来の自分が考えるんだろうって。でもなんかはしててよ、って。確かそれくらいのふんわり加減で未来を考えていたと思う。そんなようなことを、綺麗とは言えない文字で、支離滅裂な文章にして綴った覚えがある。そうだよ、そのあとには参加者全員(100人の高校生!!!!)の前で発表したのだ。涙が出てきて止まらなかった。きっと何言ってるかわからなかったと思う。みんなどう思ってたんだろう。

10年前の「ぼく」にお返事をするなら。今のぼくは、山形に進学して、東京に就職して、仕事辞めて宮城に帰ってきているよ。色んな土地に行って、おもしろいことをたくさんみたよ。今までお世話になってきた人たちや、新たに出会った方々に助けてもらいながら、胸の張れるぼくになってきていると思う。多分考え方とかは大きく変わってないんだ、少し経験が増えたくらいで、今もふらふらとしている。もっとしゃっきりしている「大人」になっているかと思ったけど、以外とそうでもないみたいだった。それでも楽しいよ。だから安心して、背筋をぴんとして歩くんだよ。
感心してしまうし呆れてしまうんだけど、今のぼくが10年後の自分に手紙を書くとしたら、大筋は似たようなことを書くんだろうと思う。よくもまあこんなふんわりした形で大きくなったもんだ。引き続き誰かのためになるぼくであってほしいし、胸を張っていてほしい。何しててもいいから、背筋をぴんとして歩くんだよ。その時の音楽は「8月、落雷のストーリー」で。

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